リウマチとは? 知っておきたい基礎知識

〜「もしかして?」と思ったときに知っておきたい基礎知識〜

「最近、指が痛い…」
「朝、手がこわばる気がする」

そんなときに、
「もしかしてリウマチ?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

特に更年期のタイミングでは、似たような症状が出ることもあり、
判断に迷うことも少なくありません。

今回は、リウマチについて、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

リウマチはどんな病気?

リウマチは、関節に痛みや腫れが出る症状がよく知られていますが、
実はそれだけではありません。

リウマチは、いわゆる「膠原病(こうげんびょう)」の一つで、
体を守るはずの免疫の働きがうまくいかなくなり
自分の体の一部を攻撃してしまうことで起こると考えられています。

その結果、関節に炎症が起こり、
痛みや腫れが出てきます。

さらに、

・体がだるい
・疲れやすい
・微熱が出る

といった、全身の症状が出ることもあるのが特徴です。

リウマチの特徴的なサイン

リウマチには、いくつか分かりやすい特徴があります。

朝のこわばり

朝起きたときに、手や指が動かしにくくなる症状です。

特にリウマチの場合、
👉 1時間以上続くことが一つの目安になります。

左右対称に出やすい

右手だけでなく左手にも、同じような症状が出ることが多いです。

症状に波がある

日によって、ラクな日とつらい日があるのも特徴です。

「朝のこわばり=リウマチ」とは限りません

ここはとても大切なポイントです。

実は、朝の指のこわばりは、
更年期のタイミングでも起こることがあります。

更年期によるこわばりの特徴

・朝だけ動かしにくい
・少し動かすと楽になる
・日中はそれほど気にならない
・強い腫れは少ない

見分けるヒント

👉 リウマチ
・こわばりが長く続く(1時間以上)
・腫れや痛みがはっきりある
・日中も違和感が残る

👉 更年期・その他
・時間が経つと軽くなる
・腫れが目立たない
・日中は比較的ラク

その指の痛み、腱鞘炎の可能性も⁉︎

指の痛みは、腱鞘炎など別の原因でも起こります。

腱鞘炎の特徴

・よく使う指や手首だけが痛い
・動かしたときに痛みが強い
・押すとピンポイントで痛い
・使いすぎた後に悪化しやすい

何科に行けばいいの?

「関節が痛いから整形外科?」と迷いますよね。

👉 まずは整形外科でOKです

必要に応じて、リウマチ専門の科へ紹介されることもあります。

内科がおすすめのケース

・発熱やだるさがある
・全身の不調がある

整形外科がおすすめのケース

・関節の痛みや腫れが強い
・動かしにくさがある
・変形が気になる

検査では何がわかる?

リウマチは血液検査である程度判断できます。

ただし、

👉 血液検査だけで確定するわけではありません

レントゲンやエコーなどの検査と合わせて判断されます。

また、

・陽性でも症状が出ない人がいる
・初期は数値に出にくいこともある

このように、検査だけでなく症状も含めて判断することが大切です。

リウマチで大切な考え方

リウマチは、できるだけ早い段階で関節の炎症を抑え
関節の変形を最小限に抑えていくことがとても大切です。

そして、症状が落ち着いた「寛解(かんかい)」の状態を目指し、
その状態をできるだけ長く保っていくことが重要になります。

なぜ体全体を見ることが大切なのか

ここで大切になってくるのが、
「今、痛みがある関節だけを見ない」という視点です。

体のどこかに痛みがあると、無意識にかばう動きが増えていきます。

すると、

・体のバランスが崩れる
・一部に負担が集中する
・別の関節にも無理がかかる

といった状態になりやすくなります。

こうした負担の積み重ねが、
関節にストレスをかけ、
再発のきっかけになることもあります。

まとめ

リウマチは、痛みのある関節だけでなく、体全体に関わる疾患です。

・朝のこわばり
・関節の痛みや腫れ
・全身のだるさ

こうしたサインがある場合は、早めに確認しておくと安心です。

一方で、更年期や腱鞘炎など、似た症状が出るケースもあるため、
👉「自己判断しすぎないこと」も大切です。

気になる症状があるときは、
まずは医療機関で状態を確認することも大事です。

その上で、体全体のケアも含めて考えることで、
日常生活の負担を減らしていくことができます。

当院に来られている方の中にも、
体全体のバランスを整えることで、
関節にかかる負担が減り、結果としてラクに過ごせるようになったというお声をいただいています。

もちろん、「これってどうなんだろう?」という段階でも大丈夫です。
関節の痛みやこわばりでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章