膝痛



- 歩くたびに膝が痛く、外出や散歩がおっくうになっている
- 階段の上り下りや、イスから立つときに痛む
- 変形性膝関節症と言われ、ヒアルロン酸注射や痛み止めの薬を続けている
- 膝に水がたまり、抜いてもまたたまる
- 手術すると言われたらどうしようと不安
膝の痛みがなかなか良くならない方へ
膝の痛みが長く続くと、
「もうこれ以上良くならないのかな」
と感じている方もいらっしゃると思います。
私も今年で臨床歴35年になりますが、これまでさまざまな膝の痛みを見てきました。
その経験から、なかなか良くならない膝の痛みには、膝以外の部分が関わっていることが多いです。
そこでこのページでは、実際に来院された方の症例をもとに、当院の考えをお伝えします。
症例1 長年、変形性膝関節症の痛みで悩まれていた方
この方は、長い間膝の痛みで悩まれおり、歩くときは膝をかばうせいか、身体が少し前かがみになっていました。

(施術の効果には個人差があります)
これまでにもマッサージや注射、痛み止めの薬などをされていました。
治療を受けると一時的に楽になるものの、しばらくするとまた痛くなることを繰り返していたそうです。
身体を確認すると
- 左右の肩や骨盤の高さが違う
- 膝が曲がったまま固まり、完全には伸びない
- 股関節や太ももの筋肉が硬くなっている
という状態でした。
膝を動かす筋肉には、骨盤から膝につながっているものがあります。
この方は、前かがみの姿勢により骨盤が傾き、膝につながる筋肉もガチガチに硬くなっていました。

そこで当院では、膝よりも、まずは前かがみの姿勢を起こすことから始めました。
施術を重ねるうちに、姿勢が良くなり、曲がったままだった膝も伸び、痛みも減っていきました。
さらに、以前からあった腰痛や肩こりも良くなりました。
患者さんからも、
「膝以外のところを施術することで、膝の痛みがすっかり和らぐのが不思議です。
身体は全身でつながっているんだな」
という声をいただきました。
症例2 杖がないと歩けなかった方
この方は、膝の痛みが強く、杖がないと歩けない状態でした。

(施術の効果には個人差があります)
立っている姿を確認すると
- 土踏まずがつぶれたようになっている
- 足首から膝、股関節までのラインが崩れている
という特徴がありました。
土踏まずには、歩いたときの衝撃をやわらげる働きがあります。

また、土踏まずがつぶれると、足首が内側へ倒れやすくなります。
すると膝も内側に入り、膝から上のバランスも崩れます。

こうした足元からのバランスの崩れが、痛みを長引かせていると考えました。
そこで、足首や股関節も含めて、足全体のバランスを整える施術を行いました。
その結果、膝の痛みも軽減し、杖なしで歩けるようになりました。
症例3 膝に水がたまるのを繰り返していた方
この方は、膝に水がたまり、抜いてはまたたまるという状態を繰り返していました。

(施術の効果には個人差があります)
お仕事は保育士で、子どもと接するときには、片膝を床につけ、反対側の膝を立ててしゃがむことが多かったそうです。
この姿勢は、膝の曲げ方によっては、足全体をねじる形になり、膝に負担がかかります。

身体を確認すると
- 外反母趾がある
- 左右の膝を見比べると、膝の形やシワの入り方が違う
- 足の外側(小指側)に体重がかたよっている
という特徴がありました。
こうした特徴から、股関節から膝、足首にかけて足全体にねじれが出て、それが膝に負担をかけていると考えました。
そこで、足全体のねじれを整え、膝が動きやすくなるように施術しました。
すると、膝に水がたまることはなくなりました。
※足の外側(小指側)に体重がかたよることで、膝に負担がかかる理由については、こちらのブログで紹介しています。
→「変形性膝関節症|ヒアルロン酸注射はいつまで続ける?」
ブログ記事はこちらをクリック
当院の施術について
まず、これまでの経緯や、膝の痛みでどんなことに困っているのかをしっかりお聴きします。
そのうえで、
- 左右の膝で、曲がり方や伸び方に違いがないか
- 股関節や足首の動く範囲に左右差がないか
- 立っている姿勢や歩き方
などを確認し、膝にかかる負担を見落としていないかをチェックします。
施術では、痛い膝を無理に曲げたり、強く押したりすることはしません。
高齢の方や痛みに敏感な方でも、大丈夫です。
施術の後は、再度、動きや痛みの強さを確認します。
最後に、日常生活で気をつけるポイントや、今後の見通しなどをお伝えします。

よくある質問
Q.整形外科で注射や薬の治療を受けていますが、併用しても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
ヒアルロン酸注射や薬については、自己判断で中止せず、主治医の先生の指示に従ってください。
Q.膝に水がたまっていても施術できますか?
膝に水がたまっていても、施術できます。
腫れや痛みがあっても、無理に膝を動かしたりしませんので、ご安心ください。
Q.膝を強く曲げたり、痛いところを揉んだりしますか?
いいえ、いたしません。
ほぼ痛みのない、やさしい施術です。
Q. 膝が変形し、軟骨もすり減っていると言われました。良くなりますか?
変形した骨や、すり減った軟骨そのものは、整体で元に戻すことはできません。
ただ、膝の痛みは、骨の変形や軟骨のすり減りだけで起きているとは限りません。
実際に、膝が変形していても、痛みが楽になった方はたくさんいらっしゃいます。
「変形しているから仕方がない」とあきらめず、お気軽にご相談ください。
Q. スポーツによる膝の痛みにも対応できますか?
はい。実際に当院には、ランニングやバレーボール、サッカーなど、スポーツによる膝の痛みで来院される方もいらっしゃいます。
また、前十字靭帯断裂など、手術のあとに膝の痛みや動かしにくさが残っている方の施術も行っています。
詳しくは、「スポーツ障害」のページをご覧ください。
Q.何回くらい通えば良くなりますか?
膝の状態や痛みが続いている期間によって違うため、最初から何回とは決められません。
身体の状態を確認し、施術後の変化を見ながら通院の目安をお伝えしています。

膝の痛みをあきらめる前に
今回ご紹介した方のように、膝以外の部分に目を向けることで、痛みが楽になる方はいらっしゃいます。
「注射や薬を続けても痛みが変わらない」
「いろいろ試したけれど良くならない」
そんな方も、まだ見落としている何かがあるかもしれません。
膝の痛みでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章





