歩くのもつらかった腰痛|60代女性
「このまま歩けなくなったらどうしよう」
「この痛みがずっと続いたら…」
ひどい腰痛になると、このような不安を感じる方もいらしゃると思います。
今回ご紹介するのは、ひどい腰痛で歩くのもつらくなり、友人の紹介で来院された方です。
痛みをこらえ、やっとの思いで来られたそうです。
それでも帰る頃には、歩くのがずいぶん楽になったと喜んでくれました。
その後も定期的に施術をされることで、以前のようなひどい腰痛を起こさず過ごされています。
この記事では、この方の症例をもとに、
なぜ腰に強い痛みが出ていたと考えたのか
どのような点を確認して施術したのか
をご紹介します。
来院時の状態
お身体を確認すると、いくつか気になる点がありました。
- 左右の肩の高さに違いがある
- 首が少し前に出ている
- 右の股関節の動きに制限がある
- 長時間の座り仕事が多い
特に気になったのが、右の股関節の動きです。
上向きに寝た状態で股関節を曲げていくと、左側に比べて、右側は90度より少し手前くらいで動きが止まりました。
(股関節を曲げる角度の正常値は、125度とされています)
しかし、90度というと、ちょうど椅子に座ったときくらいの股関節の角度です。
つまりこの方は、普通に椅子に座っているだけでも、右の股関節が窮屈になっていると考えました。

股関節が窮屈なまま長時間座っていると、身体は少しでも楽な位置をとろうとします。
そこで、右の股関節の窮屈さを避けるために、普段から身体を少し左側へ傾けて座ることが多かったのではないかと予想しました。
その影響が、左右の肩の高さの違いにもつながり、身体全体が左へ傾きやすい状態になっていたのではないかと考えました。
さらにこの方は、お仕事では前かがみになる時間も多く、背中から腰にかけての筋肉にも緊張がみられました。
座り仕事が長くなれば、ずっと良い姿勢を保つのは難しいと思います。
ただ、この方は、右の股関節が動きにくく、身体が左へ傾きやすい状態になっていました。
そこに長時間の座り仕事による負担が重なり、腰の一部分に負担が集中して、今回の強い腰痛につながったのではないかと考えました。
施術
腰を動かすと、痛みが背中まで走る状態だったため、なるべく腰に負担をかけないように施術しました。
まずは、動きが悪くなっていた右の股関節を動かしやすくするために、膝からゆっくり動かしていきました。
股関節の動きが出てくると、椅子に座ったときの腰の痛みが楽になりました。
次に、左右で高さの違っていた肩や、前に出ていた首の位置を整えていきました。
すると、身体の傾きが少なくなり、背中から腰にかけての緊張もやわらいでいきました。
施術後には、寝返りのときの腰の動きが楽になり、歩くスピードも来院時より速くなりました。

施術後の経過
その後も施術を重ねることで、強い腰痛は良くなっていきました。
現在は月に一度ほど、メンテナンスで来院されています。
この方は、
- かかとに体重を乗せて立ちやすい
- その影響で、お腹を突き出すような反り腰になりやすい
といった姿勢のクセがあるため、その都度、身体のバランスを確認しながら施術しています。
その後は、以前のようなひどい腰痛を繰り返すことなく過ごされています。
患者さまの声
※Googleマップに投稿していただいた口コミを、原文のまま掲載しています。

(施術の効果には個人差があります)
ひどい腰痛で動けなかった時に友人の紹介で桂整体院で治療を受けました。
痛みを堪えてやっとの思いで整体院に着きましたが、治療を受けて帰る時にはずいぶんと歩行がらくになって魔法のようでした。
それから定期的に通院してるおかげでひどい腰痛になる事はなくなりました。
毎回姿勢のチェックをしていただき、変な体の癖を矯正していただいています。
元気であちこち出かけたいので先生これからもよろしくお願いいたします。
よくある質問
Q1. 施術は痛いですか?
いいえ、痛くありません。
「ボキボキ」と鳴らしたり、強く押したりする施術はしませんので、ご安心ください。
Q2. 椎間板ヘルニアや坐骨神経痛があっても、整体を受けられますか?
はい、状態を確認したうえで施術します。
無理な姿勢にしたり、身体を強く捻ったりすることはありません。
今回の方も、腰を動かすと背中まで痛みが走っていたため、腰への負担をなるべく避けながら施術しました。
ただし、発熱がある場合や、足に力が入りにくい、しびれが急に強くなったなどの症状がある場合は、まず医療機関の受診が必要なこともあります。
Q3. 座り仕事が長いと、腰痛になりやすいですか?
長時間同じ姿勢が続くと、腰や股関節まわりに負担がかかりやすくなることはあります。
仕事ですから、長時間座らなければならないこともあると思います。
大切なのは、身体のどこに負担がかかっているかを確認することです。
Q4. 痛みが良くなっても通った方がいいですか?
痛みが良くなったあと、必ず定期的に通う必要があるわけではありません。
今回の方は、ご本人の希望もあり、身体の状態を確認するために定期的に来院されています。
当院では、無理に通院をすすめたり、回数券を販売したりすることはありません。

まとめ・考察
今回の方は、痛みがあるのは腰だけでしたが、身体を確認すると、右の股関節の動きに制限があり、身体が左へ傾いていました。
腰の痛みが強いと、どうしても腰そのものに目が向きやすくなります。
しかし実際には、腰とは別の部分が関係していることもあります。
今回の方も、右の股関節の動きにくさや、立ち方、座り方のくせが重なり、腰への負担につながっていたのではないかと考えました。
もちろん、腰痛の原因は人によってさまざまです。
ただ、痛みがなかなかひかない、何度も腰痛を繰り返している場合は、腰だけを見るのではなく、身体全体のバランスや姿勢を確認することも大切だと考えています。
急な腰痛や慢性的な腰痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
新森桂整体院
院長 桂 寛章
鍼灸学士・柔道整復師







