腰痛とストレス

こんにちは、大阪市旭区にある新森桂整体院の桂です。

「最近、腰の痛みがスッキリ取れない…」

「痛みの場所が日によって移動したり、痛みの強さも変わる」

このような症状でお悩みの方は、もしかしたらストレス性の腰痛かもしれません。

仕事でのプレッシャーや、終わりのない家事や育児に追われる日々に、心身ともに疲れ果て

「もうこれ以上は頑張れないかも…」と感じることはありませんか?

そのような状況が続いて、心が病んでしまうのが「うつ病」ですよね。そしてストレスで「胃に穴が開く」というのも聞いたことがあると思います。心理的なストレスが体(内臓)を傷つけてしまうのです。そして実は腰痛もストレスと深い関係がある事が分かっています。

ストレスが腰痛を悪化させる原因

ストレスが腰痛を悪化させる原因は主に3つあります。

筋肉の緊張

ストレスを感じると自律神経が乱れ交感神経が優位になり、筋肉が無意識に緊張します。腰回りの筋肉が緊張(硬くなる)すると、腰の可動域は狭くなり痛みを誘発します。

また交感神経が優位になると血流も悪くなり、腰痛の原因になります。

姿勢の悪化

精神的なストレスは、無意識のうちに猫背や前かがみなど悪い姿勢になりがちです。このような姿勢が続くと身体が歪み、腰痛の原因となります。

痛みの感受性の増加

ストレスを感じると、体内のホルモンバランスが乱れ、痛みに対する感受性が高まる要因になります。通常なら気にならない程の腰の違和感が、痛みとして感じてしまいます。

ストレス性の腰痛の痛みの特徴

痛みが変動しやすい

ストレスの程度や日常生活の状況によって、痛みの強さや感じ方が変わりやすいです。リラックスしている時は痛みが軽く、ストレスを感じる場面では強くなりやすいです。

特定の動きや部位ではなく、はっきりしない

通常の腰痛なら「前屈したら腰の真ん中が痛い」など、こうしたらココと特定しやすいですが、ストレス性の腰痛は、腰全体がなんとなく痛いなど、はっきりしない傾向があります。

痛以外の症状も伴うことが多い

不眠や頭痛、肩こり、便秘、下痢など、ストレスが原因と思われる他の症状が同時に現れるケースも多いです。

慢性化しやすい

ストレスの原因が職場など環境を変えることが難しい場合、痛みが慢性化しやすいです。また腰痛によるストレスが、さらにストレスを増幅させ腰痛を悪化させるという悪循環に陥る事もあります。

改善のためのポイント

腰痛とストレスを同時に改善するためには、以下のような対策が効果的です。

リラクゼーション法を取り入れる

ストレスを軽減するために、深呼吸や瞑想、ヨガなどのリラクゼーション法を日常に取り入れるのもお勧めです。これにより筋肉の緊張を和らげ、腰痛の緩和にもつながります。

適度な運動を行う

ウォーキングやストレッチは、血流を促進し筋肉の緊張をほぐします。また、軽い運動はストレス解消にも効果があります。

正しい姿勢を意識する

デスクワークやスマートフォンを使用する際には、姿勢を意識することが重要です。椅子に深く座り、背筋を伸ばすよう心がけましょう。

※正しいイスの座り方についてはこちらのブログをお読みください(https://www.seikotsu.com/news/%e8%85%b0%e7%97%9b%e3%81%8c%e6%a5%bd%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%81%ae%e5%ba%a7%e3%82%8a%e6%96%b9

身体の歪みを整える

ストレスが腰痛を悪化させる項目を3つ紹介しましたが、1つ目の筋肉の緊張は、身体の歪みを整えることで解消できます。2つ目の姿勢の悪化においては、言うまでもありません。3つ目のホルモンバランスの乱れですが、ホルモンの分泌は自律神経が司っています。そしてその自律神経は背骨のすぐ横を通っているので、身体の歪み(背骨)を整えることで自律神経も正常に働き出します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?腰痛とストレス、意外かもしれませんが実は関係しているんです。本文にも書きましたが、腰痛のストレスがストレスを増幅させ悪循環に陥ることもありますので、身体の声を大事にして早めの対策を取ることをお勧めします。

尚、当院でもストレス性の腰痛に対応できますので、お困りの際はご相談ください。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

                     (監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)