空調服で腰痛が悪化?原因と対策

こんにちは。大阪市旭区にある「新森桂整体院」の桂 寛章(かつら ひろあき)です。

夏の現場仕事や工場勤務で、今や欠かせなくなった「空調服」。

暑い中で仕事をする方にとっては、本当にありがたいものですよね。

ところが夏になると、

「空調服を着ると、腰の調子が悪い気がする」

「夕方になると、腰が重だるくなる」

といった相談を受けることがあります。

空調服と腰痛には関係があるのでしょうか?

結論から言うと、空調服の風によって身体が冷えると、腰痛が出るきっかけになる事があります。

ただ、正直なところ「空調服=腰痛」とは言い切れません。

なぜなら、同じように空調服を着て仕事をしていても、腰が痛くなる人もいれば、ならない人もいるからです。

そこで今回は、空調服と腰痛の関係を「冷え」だけではなく、仕事中の姿勢や身体への負担も含めてお話しします。

空調服を着ると、なぜ身体が冷えるのか?

空調服は、小型のファンで外気を服の中へ取り込み、汗を蒸発させることで身体の熱を逃がします。

この仕組みのおかげで、暑い場所でも涼しく感じることができます。

ただし、汗をかいた状態で腰や背中に長時間風が当たり続けると、思っている以上に身体が冷えてしまいます。

これは、汗が蒸発するときの「気化熱」によって身体の熱が奪われるためです。

ここで少し厄介なのが、夏の冷えは自分では気づきにくいことです。

外の気温が高ければ、脳は「暑い」と感じます。

ところが、腰やお腹を触ってみると、思った以上に冷えていることがあります。

空調服を着ていて腰痛が気になる方は、仕事が終わったときに、腰やお腹と腕などを触り比べてみてください。

「痛み」だけでなく、腰の張りやつっぱりも

もう一つ、腰の冷えに気づくきっかけになるのが、普段何気なくしている動作です。

たとえば、

顔を洗うために腰をかがめたとき…

靴下を履こうとしたとき…

いつもなら何ともないのに、

「なんだか体が硬い…」

「いつもよりつっぱる感じがする」

「腰が伸びにくい」

と感じることはないでしょうか。

空調服を長時間使った日や翌日に、こうした変化を感じたら、腰まわりが冷えて、筋肉が硬くなっている可能性があります。

体の不調は、必ずしも「痛み」からとは限りません。

いつもしている動作で感じる、ちょっとした違和感に気がつくことが、腰痛の予防につながります。

意外と気をつけたいのが休憩中です

空調服による冷えで、もう一つ気をつけてほしいのが、冷房の効いた場所です。

たとえば、出勤途中の電車や車の中、冷房の効いた飲食店や休憩室。

屋外で作業をしていたときのまま、空調服のスイッチを入れっぱなしにしていないでしょうか。

暑い屋外ではちょうどよかった風でも、冷房の効いた室内では身体を冷やしすぎることがあります。

特に、汗をかいたまま休憩室に入り、そのまま空調服を使い続けるのは注意が必要です。

「休憩した後、立ち上がるときに腰が痛い」

という方は、休憩中に身体が冷えすぎているかもしれません。

冷房の効いた場所でスイッチを切ってみる

空調服による冷えが気になる場合は、冷房の効いた場所に入ったら、一度空調服のスイッチを切ってみてください。

暑い屋外と、冷房の効いた室内では条件が違います。

一日中つけっぱなしにするのではなく、休憩室や車内、電車などではスイッチを切る。

また、風量も常に一番強くするのではなく、気温や作業内容に合わせて調整してください。

もちろん、暑い現場では熱中症対策が優先です。

腰を冷やさないために空調服を我慢するのではなく、必要なときにはしっかり使い、必要のない場所では切ることをお勧めします。

腹巻きを使う

空調服を使っていて、腰やお腹が冷たくなっている方は、薄手の腹巻きを使うのも一つの方法です。

最近は、夏用の薄手で通気性のよいものもありますので、腰まわりの冷えが気になる方は、試してみてください。

仕事が終わったら、湯船で身体を温める

夏は暑いので、入浴をシャワーだけで済ませる方も多いと思います。

ただ、一日中空調服を使って仕事をしたあと、

「腰を触るとが冷たい」

「腰が重い、だるい」

そんな感じがある日は、シャワーだけで済ませず、湯船につかって身体を温めてみてください。

熱いお湯に長く入る必要はありません。

身体を温めて、一日中働いた筋肉を休ませる時間をつくることが目的です。

また、寝る前にストレッチをしたい方は、こちらも参考にしてください。

▶︎ 寝たままできる腰痛ストレッチ3選

冷えが腰痛の「きっかけ」になっていることも

ここまで、空調服による冷えと、その対策についてお話ししてきました。

ただ、冷房の効いた場所ではスイッチを切る、腰を冷やさないようにする、湯船につかって身体を温める。

こうした対策をしても腰痛が続くのであれば、冷えだけが原因ではないかもしれません。

腰痛の方の特徴として

片方の足に体重をかけて立つクセがある

股関節の動きに左右差がある

左右の肩の高さが違っている

などがあります。

こうした状態は、腰の一部分に負担が集中しやすくなります。

そこへ、空調服による「冷え」が加わる。

つまり、もともと腰に負担がかかりやすい身体の状態があり、そこに空調服による冷えが、腰痛を引き起こした可能性もあります。

その場合、冷え対策だけでなく、なぜ腰に負担がかかっているのかを確認することが必要です。

当院では腰だけを見るのではなく、姿勢や身体の動き、骨盤、股関節、足首なども確認しながら、腰に負担がかかっている原因を探していきます。

腰痛に対する当院の考え方や実際の施術例については、こちらのページで詳しく紹介しています。

▶︎ 腰の痛みについて

まとめ

空調服は、暑い現場で働く方にとって、とても便利なものです。

ただし、身体を冷やしすぎないように上手に使うことも大事です。

  • 冷房の効いた場所ではスイッチを切る
  • 気温や作業内容に合わせて風量を調整する
  • 腰やお腹の冷えが気になる場合は、薄手の腹巻きを使う
  • 腰が冷えていると感じた日は、湯船につかって身体を温める

まずは、このようなことから試してみてください。

それでも腰痛を繰り返すのであれば、体の歪みが腰に影響しているかもしれません。

大阪市旭区の新森桂整体院では、姿勢や身体の動きを確認しながら、腰に負担がかかっている原因を探して施術を行っています。

腰痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章