腰痛があるときの「くしゃみ」の仕方
こんにちは、大阪市旭区にある新森桂整体院の桂です。
「くしゃみ」って…不意に出ますよね。しかも止めようと思っても、止めれません。
まぁ元気なときなら別に構いませんが、ギックリ腰など腰痛があるときの「くしゃみ」は…正直勘弁してほしいくらいの激痛です。
でも、ちょっとした工夫でこの「くしゃみからの激痛」を未然に防ぐことが出来るんです。
そこで今回は「腰痛があるときのくしゃみの仕方」について書いてみました。
くしゃみが腰に激痛を与える理由
姿勢と腰椎への圧力に関する研究では、直立姿勢でくしゃみをした時の腰椎にかかる圧力は、瞬間的には約350kgにもなると言われています。ものすごい圧力ですよね。ちなみにNIOSH(米国労働省)の調べでは、腰椎椎間板の限界値は約340kgとのことですから…くしゃみは椎間板の限界値を超えてます。つまり理論的には、くしゃみの度に椎間板がダメージを受けている事になります。
しかし、くしゃみをする時の姿勢、体の柔軟性や筋力で圧力を分散すると、椎間板へのダメージを減らすことが出来ます。
でも体の柔軟性や筋力は、すぐに変えれるものではありませんよね。そこで「姿勢」です。くしゃみをするときの姿勢を工夫することで、腰にかかる負担を減らします。
くしゃみの仕方のポイント
腰痛があるときに「くしゃみや咳」がなぜ腰に響くか?と言いますと…瞬間的に体が動くからです。そこでこの瞬間的に動く事でかかる腰への衝撃を、他に逃してあげるとことが重要です。
何かにつかまる
くしゃみをするとき、人の体は瞬間的に上半身が前に倒れます。そこであらかじめ壁や椅子の背もたれなどに手をかけ、軽く腰を曲げておくとくしゃみの衝撃を逃すことができます。
片足を上げる
くしゃみをする際に両足で踏ん張ってしまうと、瞬間的に増した腹圧からの衝撃を上手に逃すことができません。そこで片足を上げて軽く膝を曲げ、くしゃみの瞬間に膝を伸ばします。こうすることで「くしゃみの衝撃」を上手く逃すことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?腰痛があるときのくしゃみは、本当にツライです。でもこのやり方を知っておくと、それほど腰にこたえずにくしゃみができます。特に片足を上げるやり方は、あまり知られていませんが効果大ですよ。でも慣れない動きですので、腰痛を起こす前に何度か練習しておくと、いざというとき役立つかと思います。
最後までお読みくださり、有難うございました。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)