寝ても寝ても眠い…その原因と対策

寝ても寝ても眠いのはなぜ?浅い睡眠と整体の関係

こんにちは、大阪市旭区にある「新森桂整体院」院長の桂 寛章です。

「ちゃんと寝たはずなのに、朝起きるとまだ眠い
「寝ても疲れが取れず、仕事中も眠気が続く
「休みの日にたっぷり寝たのに、午後にはまたウトウト

そんな「寝ても寝ても眠い」というお悩みを、最近よくお聞きします。

実はそれ、睡眠時間が足りないのではなく、睡眠の質が下がっていることが原因かもしれません。

今回は、睡眠が浅くなる理由と、その改善に整体がどう役立つのかについて、わかりやすくお話ししていきます。

そもそも「浅い睡眠」とは? その背景とメカニズム

睡眠には、大きく分けて「深い眠り(ノンレム睡眠)」と「浅い眠り(レム睡眠)」があります。

人は寝ている間に、この深い眠りと浅い眠りを90分ほどのサイクルで繰り返しています。
このサイクルがスムーズに保たれていれば、たとえ睡眠時間が少なめでも「よく寝た!」という感覚が得られるのです。

しかし、何らかの原因でこのバランスが崩れると、深い眠りが十分にとれず、睡眠の質が下がってしまいます。
それが、あの「寝ても寝ても眠い」という感覚につながってしまうのです。

睡眠が浅くなる原因とは?

では、なぜ私たちは眠っても眠った気がしない状態になってしまうのでしょうか?
ここでは、多くの方が見落としがちなポイントを4つご紹介します。

① スマホやパソコンを見すぎて脳が興奮している

寝る直前までスマホを見ていると、目から入る強い光(いわゆるブルーライトです)が脳を刺激し、体が「まだ昼間だ」と勘違いし、体内時計が乱れます。これによって寝つきが悪くなり、浅い眠りが続いてしまうのです。

ストレスや不安が頭から離れない

明日の仕事のこと、人間関係のモヤモヤ、家庭のことなど、不安や緊張があると交感神経(活動モード)が優位になり、なかなかリラックスできません。
この状態では、体が寝ていても心が起きているような状態になってしまいます。

睡眠環境が整っていない

室温が暑すぎたり寒すぎたり、枕が合っていなかったりすると、寝ている間に何度も目が覚めてしまいます。
無意識に寝返りを打ち続けることで、睡眠の深さが保てなくなります。

※まくらの高さについては、こちらのブログをお読み下さい。
https://www.seikotsu.com/news/%e8%82%a9%e3%81%93%e3%82%8a%e3%81%ae%e6%96%b9%e3%81%8c%e9%81%b8%e3%81%b6%e3%81%b9%e3%81%8d%e3%81%be%e3%81%8f%e3%82%89

身体の歪みが原因でリラックスできない

そして見落とされがちですが、身体の歪みも睡眠の質に深く関わっています。

たとえば、猫背の方は胸まわりの筋肉が縮こまっているため、呼吸が浅くなりがちです。
この浅い呼吸は、寝ている間も続いてしまいます。
酸素が十分に体に取り込まれないと、疲れが取れにくくなり、朝起きても「しっかり寝た気がしない」と感じやすくなります。

また、反り腰や背骨の歪みがある方、慢性的な腰痛を抱えている方は、寝返りの回数が少なくなる傾向があります。
寝返りが少ないと、体の同じ部分に圧力がかかり続け、筋肉が緊張してしまいます。
こうした状態では、体がリラックスできず、ぐっすり眠ることができません。

つまり、身体の歪みや姿勢のクセが、知らないうちに睡眠の邪魔をしていることもあるのです。

一般的な「浅い睡眠の対策」

睡眠の質を良くするために、まずは以下のような習慣を見直してみましょう。

  • 就寝の1時間前からスマホやテレビを見ない
  • カフェインやアルコールは夕方以降控える
  • 寝室のカーテンを遮光カーテンを使う
  • 寝る前に深呼吸や軽いストレッチをする
  • 毎日同じ時間に寝起きする(自律神経の乱れに効果あり)

これらはすぐにでも取り入れられる方法で、ある程度の効果は期待できます。
しかし、「生活習慣は気をつけているのに眠れない」という方もいらっしゃるかと思います。

そのような方は、もう一歩踏み込んだ体の内側からのアプローチをおすすめします。

整体でできる、睡眠の質の向上

当院では、「眠りが浅い」「朝からだるい」「寝つきが悪い」といった方に対して、自律神経のバランスを整える施術を行っています。

では、なぜ整体で睡眠の質が変わるのでしょうか?

呼吸が深くなると、眠りが深くなる

胸や背中が固くなっていると、呼吸が浅くなりがちです。
整体で胸まわりの緊張をゆるめると、自然と深い呼吸ができるようになり、
その結果、体も脳もリラックスして、スムーズに眠りにつくことができます。

自律神経が整うと、自然に眠くなる

背骨や首まわりの歪みを整えると、自律神経の通りがよくなり、
「交感神経(活動)」と「副交感神経(リラックス)」の切り替えがスムーズになります。

整体後によく「ポカポカしてきた」「急に眠くなった」という方がいらっしゃいますが、
これは体が休んでいいモードに切り替わったサインです。

※自律神経についてはこちらのページをお読み下さい

https://www.seikotsu.com/menu/futeisyuuso

力みが取れることで、睡眠が安定する

体に歪みがあると、寝ている間も身体のどこかに余計な力が入ってしまい、深く眠れません。
整体で筋肉や関節の緊張をゆるめておくことで、夜間の無意識な緊張が減り、寝返りもスムーズになります。

まとめ

「寝ても寝ても眠い」
そんなとき、つい「もっと寝る時間が欲しい」と考えがちですが、大切なのは「どれだけ寝たか」ではなく「どれだけ深く眠れたか」です。

生活習慣の見直しももちろん大切ですが、体の歪みや緊張が原因になっているケースも意外と多いのです。

新森桂整体院では、眠りに関するお悩みに対しても、丁寧にお話を伺いながら、
身体の状態に合わせたやさしい整体を行っています。

「最近ぐっすり眠れた気がしない」
「疲れが取れにくくなってきた」
そんな方は、このページの下にある「無料のメール相談」やお電話で、お気軽にご相談ください。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)