プロが自分の肩こりに使う!ストレッチとは

【治療家の秘密】プロが自分の肩こりに使う!首・肩の「経絡」ストレッチ

はじめに

いつも新森桂整体院のブログをお読みいただきありがとうございます。

患者さんからよく聞かれる質問に、

「先生は、肩や首が凝らないんですか?」があります。

結論からお答えすると、パソコン作業が続いたり、施術で無理な姿勢が続けば、肩や首が凝ることはあります。

特に私は、学生時代に左の肩(鎖骨)を骨折し、手術している為か、体の歪みの負担が左の肩に現れやすく、左の首と肩が凝ります。

それでも、肩こりがこじれる前に、ある**「視点」と「工夫」**をして自分で素早くリセットしています。

今回の記事では、柔道整復師・鍼灸師の私が実際に使っている、「首~指先」の繋がりを意識したセルフケアを、東洋医学的な豆知識と合わせてお伝えします。一般的なストレッチでは効果がなかった方は、ぜひお試しください!

【豆知識】一般的なストレッチで効かないワケ

もし、首が凝ったときに、首だけを揉んだり、グルグル回すだけのストレッチをしていて「あまり効果がないな」と感じているなら、それはチャンスです。

なぜなら、今回お伝えする「やり方」を知れば、肩こりが改善する可能性は大きいです。

実は、私たちの体の不調は、ある**「通り道」**の影響を受けています

この「通り道」を意識するかどうかで、ストレッチの効果は格段に変わります。

プロが教える!肩こりが改善する2つの「繋がり」

私が自分のストレッチを行うときに意識しているのは、筋肉だけでなく、体全体を通る2つの**「繋がり(ルート)」**です。

💡 繋がりその1:経絡(けいらく)のルート

「ツボ」という言葉は聞いたことがあるかと思います。このツボとツボを結び、体内のエネルギーや生命力(気血)を巡らせているのが**「経絡(けいらく)」です。

電車で例えるなら、ツボが「駅」で、経絡は駅と駅をつなぐ「線路」**のようなものです。

肩こりや首の不調に関わる重要な経絡は、なんと頭から肩、腕を通り、手の指先まで繋がっています。

そのため、首や肩だけを動かすのではなく、腕や指先まで一緒に伸ばすことで、この「経絡」全体を効率よく刺激し、滞りを流すことができるのです。

💡 繋がりその2:血液(老廃物)のルート

筋肉が凝るというのは、筋肉を使った後に出る**老廃物(車でいうと排気ガス)**が溜まっている状態です。

本来、この老廃物(排気ガス)は、血液が洗い流してくれています。しかし、血液の流れが悪いと、老廃物が溜まり、コリや疲労、だるさを感じてしまいます。

肩や首の筋肉を流れた血液は、腕を通り、手の先まで行った後、心臓へUターンして戻っていきます。

そこで、首や肩のストレッチをする際には、腕や指先までの血液の流れやすさを意識することで、ストレッチ効果が高まります。

この2つの「ルート」。

皆さんがストレッチする際には、特別難しく考えなくても結構です。ご自身が「心地よく感じる」感覚、これを大事にしてください。

なぜなら、この「心地いい」という感覚。意外と侮れないものなんです。

なぜなら、経絡のもとになるツボ。

セルフケアで行う「ツボ押し」のコツは「気持ちよさ」。ツボを押す力加減は、強すぎず、弱すぎず、心地よく感じる強さです。また、ツボの位置を探す際も、押さえると「なんとなく心地よく感じる」位置になります。

そして東洋医学の「経絡」とは、「気血」の流れる道すじです。この「血」はそのまま血液です。そしてもう一つの「気」。これこそ「気持ちよさ」の「気」。

ですから皆さんがご自分の体をケアする際は、ぜひ「気持ちよく」感じる姿勢、感覚を大事にしてください。

【動画公開】プロが自分で使う!「首~指先」を整えるストレッチ

ここからは、その「経絡」と「血流」の繋がりを意識した、具体的なストレッチの手順を解説します。

まずはこちらの動画をご覧ください。

実践!たった3ステップの究極ストレッチ

まず、首を左右に動かして、**「どちらが動かしにくいか」「凝りを感じるか」**をチェックしましょう。動きの悪い方から行うと、効果が分かりやすいです。

ステップ1:首の力を抜き、真横に倒す

  1. 頭をゆっくりと真横(耳を肩に近づける)に倒します。
  2. このとき、首の力は抜いて、頭の重みを利用して倒してください。
  3. そのまま少し頭を動かし、一番気持ちよく、首が伸びる角度を探します。

ステップ2:腕を上げて「胸」を開く

  1. 首の角度はそのままキープした状態で、手のひらを正面に向けます。
  2. 肘を伸ばしたまま、腕を斜め45度くらいの位置まで上げます。
  3. さらに、**胸を少し張り**ます。

この動作で、肩から胸、腕にかけての張りが感じられると思います。

ステップ3:手首を反らし、指先までグーッと伸ばす

  1. 首と腕の角度はキープしたまま、最後に手首を反らします
  2. 手首を反らすと、腕から指先まで、突っ張り感を感じるかと思います。

最重要ポイント

首から肩、腕、指先までを、一本の棒のようにスーッと伸びる感覚を探しましょう。

  • 痛みを感じるほど強く伸ばす必要はありません。
  • 「ビンビンに張る」より「気持ちいい」と感じる角度でキープするのが、血液と経絡をスムーズに流すコツです。
  • 気持ちよさを味わいながら、10秒間キープします。(息は止めずに自然な呼吸で)

フィニッシュ

  1. ゆっくりと元の姿勢に戻します。
  2. 再度、首を左右に動かして、動かしやすくなったかを確認してみましょう。
  3. 左右両側、2~3回を1セット。1日に何度行っても結構です。

まとめ

この「首~指先」の繋がりを意識したストレッチは、デスクワークの合間や、ちょっと疲れたな、というときに非常に効果的です。

しかし、もしこのセルフケアを2週間ほど続けても、肩こりや首こりが改善しない場合は、セルフケアでは追いつかないほど、体の土台に大きな歪みがあるサインかもしれません。

新森桂整体院では、このブログでご紹介した東洋医学の知見も活かし、経絡の流れや骨格の歪みから根本的に整える施術を行っています。

  • 「色々なストレッチを試したけどダメだった」
  • 「慢性的な痛みに悩んでいる」

という方は、ぜひ一度ご相談ください。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章