産後の腰痛・骨盤矯正について
こんにちは、大阪市旭区にある新森桂整体院の桂です。
お子さんの抱っこ…
お風呂に入れる…
オシメを変える…
どれも腰にこたえる姿勢ですよね。
でも…
抱かないと泣き止まなかったり
お風呂もオシメも腰が痛いからって…しないわけにはいきません。
だからと言って、授乳中は痛み止めの薬を飲めません。
夜も「お子さんの布団はかかっているかな?」「寝汗はかいていないかな?」などと気を使い、子育て中は体をゆっくり休ませることが難しい時期かと思います。
そんな大変な時に「産後の骨盤矯正!」という文字が目に入ったら…
骨盤矯正しないと腰痛になる?
体重が戻らない?
と不安になるかもしれません。
事実、ウチの院でもそのような相談を受けることもしばしばです。
そこで今回は「産後の腰痛」「骨盤矯正」について書いてみました。
産後の骨盤矯正はいる?
結論から言いますと、必ずしも必要ではありません。育児雑誌などに「産後の骨盤矯正」の広告が出ていることもあり「産後に骨盤矯正をするのが当たり前!」という空気感さえありますが、本当に施術が必要な人は少ないです。
本来人の体は、出産をするとオキシトシンというホルモンが働き、子宮や骨盤周辺の回復を促して元に戻る(数ヶ月~半年)ように出来ています。
今でこそ「産後の骨盤矯正」という言葉を聞きますが、昭和の頃は今より赤ちゃんの数が多かったのに「産後の骨盤矯正」なんて言葉、あまり聞かなかったです。
ですから、あまりメディアに煽られず「腰が痛い」などの具体的な症状がある方が、施術を受けるだけでいいと思います。
産後の腰痛
妊娠出産とは、ある意味命懸けの行為だと思います。それだけ体に負担がかけるわけですから、産後はあまり体は動かさず、無理をしないのが一番です。
しかし、核家族化が進んだ現代では、育児や家事を全て一人(もしくは旦那さんと)でせざるを得ず、ゆっくり休むこともままなりません。
このように、元々出産によるダメージを受けていた腰に、睡眠不足や育児ストレスなどが重なり、体の回復力は低下しています。そこへ、抱っこ・お風呂・オシメ交換など無理な姿勢が続くことで、身体が歪み腰痛を引き起こします。
症例
産後の腰痛は少し楽になっても、お子さんの抱っこやお世話で無理な姿勢をとることが多いので、痛みがぶり返しやすいのが特徴です。しかし腰が痛いからと言って腰だけをみるのではなく、身体全体の歪みをとることで腰への負担が減ります。すると少々無理をしても痛みは出なくなります。
(※施術の効果には個人差があります)
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回のブログが、産後の腰痛・骨盤矯正でお悩みの方に少しでもお役にたてたなら嬉しいです。
繰り返しますが、現在痛みがなければ「産後の骨盤矯正」は受けなくても大丈夫です。また、体重が戻りにくいのも、妊娠中に筋肉量が減ったことでの基礎代謝量の低下や育児中の食事の不規則さ、睡眠不足などによるホルモンバランスの乱れの影響があります。ですから食事の面を見直すだけでも、体重が戻る方も多いです。
尚、産後の腰痛でお悩みなら当院でも身体全体の歪みを整えることは出来ますので、お早めにご相談ください。
最後までお読みくださり有難うございました。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)