リュックが肩こりの原因に!?
仕事や通学、普段のお出かけに大活躍のリュック。両手も自由になるから、電車の中でもスマホを扱いやすいですよね(笑)。
でも背負い方を間違えると、肩こりの原因になることもあるんです!
そこで今回は「リュックと肩こり」について書いてみました。
リュックが肩こりの原因になる理由
リュックは両肩に荷物の重さを分散できるので、片方の肩や腕だけに負担がかかるショルダーバックやトートバックより体に負担は少ないです。
しかし、以下のような背負い方をしていると、せっかくのリュックの利点が失われ、肩こりの原因になります。
肩ベルトの長さ
本来、リュックは荷物を背中(面)で支えることで重さを分散させ、荷物の重さを感じにくくさせています。
ところが、リュックの肩ベルトが長すぎると、リュックと背中の間に空間が出来てしまい荷物の重さを面で支えることができません。
また肩ベルトが長過ぎると、荷物の重心は体から離れ斜め下方向へ向かいます。すると荷物の重さに耐えるために、頭の位置が少し前にいきます。こうなると背骨の生理的な彎曲が崩れ、肩こりの原因となります。
片方の肩だけで背負う
両肩で背負うことでリュック本来の利点が出ます。片方の肩だけで背負うと、当然ながら片方だけに負担がかかり身体のバランスが崩れ、肩こりの原因となります。片方だけで背負うなら、短時間もしくは左右交互が望ましいです。
重過ぎる荷物
パソコンや書籍、お弁当に水筒…リュックは荷物がたくさん入る為、ついつい何でもかんでも入れがちです。でもあまりに荷物が重過ぎるのか…こんな姿勢になっている方を見かけませんか?
重い荷物を支えるために…頭は前、肩は巻き肩になってしまい、見るからに肩が凝りそうな姿勢ですよね。
そこで普段から荷物が多くて重い方は、胸ベルトが付いたリュックを選ばれると、肩にかかる重さを分散できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?普段なにげなく使っている便利なリュックですが、背負い方一つで肩こりの原因になることもあるんです。
せっかく買ったお気に入りのリックが、肩こりの要因になっていた!なんて悲しすぎますよね。ぜひ一度、肩ベルトの長さを見直してみてください。
尚、肩ベルトの長さを見直しても肩こりが残る場合は、何か他の原因(身体の歪み等)があるかもしれません。その際は当院でも身体の歪みを整えることは出来ますので、ご相談ください。
最後までお読みくださり有難うございました。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)