ブータン、世界初の禁煙国家に

2012年07月30日

国内を完全に禁煙・・・。人口約220万人のブータンで、そんな思い切った通達が通産省から出された。2004年11月17日付の朝日新聞が報じた。記事によると、ブータンではすでに20あるうちの行政区のうち18でタバコの販売が禁じられており、今回の通達で2004年12月17日から残り2つの区でもタバコが禁じられること隣、世界初となる「国内禁煙」が実施された。ちなみに、海外でタバコを買って持ち帰った場合は、100%関税がかけられ、自分の部屋でなら吸うことができるという。

医道の日本 第735号より抜粋

乳がん発生にたばこの影響大きく、喫煙者は3.6倍、受動喫煙でも2.6倍

2012年07月30日

非喫煙者でもタバコの煙を吸ってしまう環境にいる女性は、そうでない女性に比べて乳がんになりやすいことが分かった。
2004年12月4日付の読売新聞によると、厚生労働省研究調査班は、岩手県や長野県など4県に住む40代、50代の女性約2万人の追跡調査を行った。その結果、閉経後の女性で喫煙、受動喫煙の有無で差はなかったが、閉経前の女性では差が現れ、喫煙者が乳がんになる割合は非喫煙の3.6倍、そして非喫煙者で受動喫煙がある者は2.6倍となることがわかった。閉経前にのみ差が表れたのは、乳がん発生に関わりが深い女性ホルモンが活発なので、タバコの影響も大きいためだと考えられる。

517人の主婦が回答。最もストレスを感じる相手は「夫」

2012年07月30日

 主婦が人間関係の中で最もストレスを感じているのは夫であることが分かった。小学館とインターネットを通じてストレス診断などを行っているライブバランスマネジメントが合同調査を行った。9月25日付の日本経済新聞によると、「最もストレスを感じている相手は?」と聞いたところ、有効回答を得た517人の主婦のうち25.0%に当たる129人が「夫」にストレスを感じるとし、1番多い答えとなった。2位以下は「子ども」(20.9%、108人)「自分自身」(18.0%、93人)「義理の親」(17.6%、91人)「実の両親」(12.4%)と続いた。回答者は平均年齢が約37歳、専業主婦と仕事を持つ主婦の割合はほぼ半数ずつであった。

医道の日本 第733号より抜粋

「朝食を毎日」は6割。単身生活が朝を離れた

2012年07月30日

毎日必ず朝食を食べている単身赴任者は6割。そんな事実が「朝ごはん実行委員会」の調査で明らかになった。同委員会は農林水産省と農協が朝食の普及活動のために組織した。
7月6日付の朝日新聞によると、単身赴任者の夫737人とその妻530人に朝食についてアンケートを実施したところ「毎日必ず朝食を食べている」が59%、「朝食を食べない」が13%で、また、自宅から通っていたときと比較して朝食を食べる頻度が「減った」が24%、「増えた」が7%という結果であった。他にも調査では、単身赴任者は朝食にパンをとり、自宅に戻った時はご飯を食べる傾向があることなどもわかった。

                         医道の日本 第732号より抜粋

眠るコツは「夕食後1時間半前後に入浴」

2012年07月30日

食後1時間半前後に入浴すると熟睡しやすいことが足利工業大学睡眠科学センター教授の小林敏孝氏による研究で明らかになった。
7月2日付の読売新聞によると、研究の対象となったのは寝つきの悪い学生5人で、入浴時間(5~10分)、湯の温度(38度、40度、42度)、入浴時間帯などを考えながら半身浴をしてもらい、その後、寝つくまでの時間、睡眠の深さ、直腸の深部体温・皮膚温などを測定した。それを1ヶ月間続けてもらい統計をとった結果、夕食後1時間半前後に入浴すれば睡眠まで30分以上かかっていた被験者でも5分から10分で入眠出来るようになることが明らかになった。また脳波を見てみると、全被験者において睡眠が深くなること、覚醒の回数が減少することもわかった。
小林氏によると、体温が高くなる食後1時間半前後に入浴してさらに体温を上げれば、その後、体温の低下が加速されるため、入浴後2、3時間で睡魔に襲われるという。

医道の日本 第732号より抜粋

判明!磁石は痛みに効きません!!

2012年07月30日

磁石には痛みを和らげる効果はまったくない。
磁石を用いた健康関連商品は日本でも多いが、そんな衝撃的なニュースが8月26日付の読売新聞に掲載された。
記事によれば、研究結果を発表したのは米オクラホマ大学の研究チーム。米の医学専門誌「アメリカ苦痛管理ジャーナル」に論文掲載された。
研究では、健康人49人に対し磁石か偽の磁石かを付けてもらい、被験者の体の1点に軽く触る試験を実施。痛覚神経よりも過敏な触覚神経の働きが磁力で抑制されるかを試したが、認められなかった。
従来、磁石を用いた健康商品は、「磁力が神経に作用して痛みを抑制」「血行を促進」などの機序で痛みの改善効果があるとうたっているケースが多いという。

                         医道の日本 第732号より抜粋

カレーを食べてアルツハイマー病予防

2012年07月30日

カレーの黄色成分に含まれる物質「クルクミン」が、アルツハイマー病の予防に有効かもしれない。9月8日付の読売新聞が報じた。
記事によると、研究を行ったのは金沢大学大学院の山田正仁教授(神経内科)ら。アルツハイマー病は脳内で「アミロイドベータ(Aβ)」と呼ばれる物質が繊維状にくっつき合い、やがて毒性を持ち回りの神経細胞を殺していくために発症する病気。「クルクミン」は、
この「(Aβ)」の繊維化を抑える強力な作用を持つことが明らかになった。
  なお、日常にカレーをよく食べるインド人は、アルツハイマー病の発症率が米国人の
4分の1しかないとの報告があるようだ。

医道の日本 第732号より抜粋


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