寝る前の水分補給は必要?

寝る前の水分補給は、ぐっすり眠るための工夫

こんにちは。大阪市旭区・新森桂整体院の桂です。

患者さんから、こんな質問を受けることがあります。
「寝る前に水を飲むと、夜中にトイレに行きたくなりそうで飲まない方がいいですか?」

確かに、せっかくの眠りを途中で妨げられるのは避けたいですよね。
では本当に「寝る前の水分補給=NG」なのでしょうか?

今回は、寝る前の水分補給が体にどんな影響を与えるのか、そして上手な取り入れ方についてお話しします。

寝ている間に失われる水分

寝ている間、私たちは水を一切とることができません。
でも、呼吸や汗で意外とたくさんの水分を失っています。

その量は 500ml800ml と言われています。
ちょうどペットボトル1本分。思ったより多くないですか?

朝起きた時に口の中がネバネバしたり、喉がカラカラになるのは、この「寝ている間の水分不足」が原因なのです。

つまり、寝る前の体は「長時間の水分不足に備える」必要があるんですね。

水分不足で起こりやすい不調

もし寝ている間に水分が足りないと、こんな不調が起こりやすくなります。

  • 血液がドロドロになりやすい 脳や心臓への負担が増える
  • 足がつりやすい 水分やミネラル不足で筋肉が硬くなりやすい
  • 眠りが浅くなる 自律神経の乱れで深い眠りを妨げる
  • お肌の乾燥 翌朝の肌のハリにも影響
  • 風邪や感染症にかかりやすい 喉の粘膜が乾燥し、抵抗力が低下
  • 口臭や歯周病のリスク 口の中の乾燥で細菌が繁殖しやすくなる

「夜中にトイレが嫌だから」と飲まないでいると、かえって体に負担がかかってしまうのです。

自律神経と眠りの深さにも関係

実は、水分補給は「眠りの質」にも関わります。

体が軽い脱水状態になると、活動モードの 交感神経 が優位になり、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりします。

逆に、寝る前に適度に水分をとっておくと、リラックスモードの 副交感神経 が働きやすくなり、自然と深い眠りにつながります。

寝る前の正しい水分補給法

基本はこれでOK

  • 就寝30分~1時間前 にコップ1杯(約150ml)の水
  • 常温または白湯がおすすめ
  • 一気飲みせずゆっくりと

夜中のトイレが気になる方は

  • 就寝2時間前までに済ませる
  • 少量を数回に分けて飲む
  • 白湯を選ぶと体にやさしい

避けたい飲み物

  • カフェイン入り(コーヒー・紅茶・緑茶など)
  • アルコール類
  • 糖分の多い飲料
  • 冷たすぎる飲み物
朝の水分補給も忘れずに

睡眠時は必ず水分が失われるので、朝起きてすぐの水分補給も大切です。

  • コップ1杯の常温の水または白湯をゆっくり飲む
  • 代謝が活性化し、一日の良いスタートが切れます

人によって適量は違う

水分補給の量は体質や生活環境によって変わります。

多めにとった方がよい方

  • 高齢の方(喉の渇きを感じにくい)
  • 汗をかきやすい方
  • 口呼吸をしがちな方
  • 電気毛布で寝る方

注意が必要な方

  • 心臓や腎臓に持病のある方
  • 医師から水分制限を受けている方

持病がある場合は必ず主治医の指示に従ってください。

今日からできる3つの習慣

  1. 寝る1時間前にコップ1杯の白湯を飲む
  2. 寝室の乾燥対策(加湿器を置く)
  3. 寝る前に深呼吸や軽いストレッチ

小さな工夫で、睡眠の質も翌朝の目覚めも変わります。

まとめ

「夜中にトイレに行きたくなるから」と水を控えてしまうことは、実は体にとってマイナスです。

寝る前にコップ1杯の水をゆっくり飲むと、足のつりや喉の乾燥を防ぎ、ぐっすり眠るサポートになります。

睡眠は体を回復させる大切な時間。
上手に水分補給を取り入れて、快適な眠りを手に入れてください。

もし「寝ても疲れが取れない」「夜中に体がこわばる」など気になる症状がある方は、体のゆがみや自律神経の乱れが関係している場合もあります。
当院では体のゆがみや自律神経を整え、眠りやすい状態をつくるお手伝いもしていますので、睡眠でお悩みの方はぜひご相談ください。

(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)