鍼の有効性が明らかに変形性関節症、米国で

鍼が膝の変形性関節症に対して、疼痛と機能改善有効であるという研究結果が米国で発表された。 そんな記事を1月5日付のJapan Medicineが掲載した。記事によれば、この研究結果は米国立衛生研究所の大規模研究で明らかになったもの。規模、期間、厳密性などがともなった臨床研究で、変形性関節症に鍼が有効性を示したのは初めてのケースだ。 具体的な研究方法は、患者570人に対し、標準的な変形性関節症の治療と平行し①鍼治療②偽の鍼治療③自助ガイダンスにいずれかの治療を行い、経過を見守った。 結果、鍼を受けていた患者は、8週目に著しい機能回復が見られ、14週目では他に比べ
疼痛レベルに大幅な減少があったという。

                         医道の日本 第737号より抜粋