この時期のおすすめ食材で元気な体づくりを
ようやく朝晩は少し涼しくなってきましたね。
しかし昼間はまだ暑さが残り、朝晩と日中の気温差が大きいこの時期は「体がだるい」「疲れが抜けない」と感じる方が増えてきます。
体調管理と聞くと「運動」や「睡眠」を思い浮かべる方が多いですが、実はもう一つ大切なものがあります。
それは「食事」です。
私が学んだ鍼灸の世界には「医食同源(いしょくどうげん)」という言葉があります。
意味は「薬も食事も、体を健康に保つための源は同じ」ということ。普段の食事で病気を防ぎ、不調のときにも回復を助けるという考え方です。
昔の人は、体に不調が出てから薬に頼るのではなく、日々の食事を工夫することで病気を未然に防いできました。
そこで今回は、季節の変わり目を元気に過ごすための「旬の食材」とその活用法をご紹介します。
季節の変わり目に起こりやすい不調
秋口は、夏の疲れが残りやすい時期です。
冷たい飲み物やアイスなどで胃腸を酷使してきた人は、消化機能が弱っていることもあります。
さらに、昼夜の寒暖差によって自律神経が乱れやすく、眠りが浅くなったり、体が冷えやすくなったりもします。
そんな時こそ「旬の食材」が力を発揮します。栄養価が高いだけでなく、その季節の体調を整える役割もあるのです。

この時期におすすめの食材
さつまいも・かぼちゃ 🍠🎃
秋の味覚の代表格。甘みがあり胃腸に優しく、エネルギー源にもなります。
江戸時代には「いも粥」が庶民の栄養食として親しまれ、飢饉のときに人々を救ったとも言われています。
現代でも、蒸したさつまいもやかぼちゃの煮物は冷えやすい体にぴったりです。
きのこ類 🍄
しいたけ、まいたけ、えのきなどスーパーで手軽に手に入るきのこ類は、食物繊維が腸を整え、ビタミンDが免疫力をサポート。また昔から山村では「きのこ汁」が体を温める定番料理でした。
お味噌汁や炊き込みご飯に加えると、手軽に取り入れられ、旨味もアップします。
れんこん・ごぼうなどの根菜
「土の中で育つものは体を温める」と昔から言われています。
れんこんは咳やのどの炎症を和らげる食材としても有名。ごぼうは腸のお掃除役で、体の中から整えるサポートをしてくれます。
柿やみかんなどの果物 🍊
「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、柿は健康フルーツ。
ビタミンCが豊富で疲労回復に役立ちます。ただし体を冷やす性質もあるので食べすぎには注意。
昔の人は干し柿にして保存し、胃腸にやさしいおやつとして楽しんでいました。
しょうが・ねぎ
冷えを感じやすい時期には欠かせません。
しょうが湯やねぎをたっぷり入れた味噌汁は、風邪予防の知恵として受け継がれてきました。
「少し冷えたな」と思ったら、温かい飲み物にしょうがを加えるだけで体がポカポカします。
効果的な食べ方の工夫
せっかく旬の食材を選んでも、調理法によって効果は変わります。次のポイントを意識してみましょう。
- 温めて食べる
冷たいものは体を冷やします。煮物や汁物にして温めて食べると、消化にも良く、体が芯から温まります。 - 食材を組み合わせる
かぼちゃ×しょうが:甘みと温め効果で体をいたわるスープに
きのこ×根菜:食物繊維と温め効果のダブルパワー
柿×温かいお茶:ビタミン補給と体の冷え対策を同時に - 一日の中での取り入れ方
朝:味噌汁にきのこや根菜を
昼:さつまいもやかぼちゃの温かい料理を
夜:しょうが入りスープで冷えをリセット
無理なく続けるために、冷凍野菜を活用したり、一度に多めに作って数日分をストックするのもおすすめです。

整体院からのアドバイス
「医食同源」の通り、食事は体を整える基本です。旬の食材で胃腸を労わり、体を内側から温めることが健康づくりの第一歩になります。
それでも「疲れが抜けない」「体が重い」と感じるときは、もう一つの方法として“体の歪みを整える”ことがあります。
歪みを正すと血流がスムーズになり、体の芯から温まりやすくなります。
食事と整体、この両方を意識することで、より快適に過ごせる体へ近づいていけます。
当院では、お一人お一人の体に合わせた施術とライフスタイルのアドバイスを行っています。
まとめ
旬の食材には、昔からの知恵と季節に合った栄養が詰まっています。
今回ご紹介した食材や調理の工夫を取り入れて、この季節を元気に乗り切りましょう。
食と整体、両方から体を整えることで、毎日をもっと快適に過ごせるはずです。
「なんだか最近体調がすぐれないな?」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)




