腰痛の方の車のクッション選び
こんにちは、大阪市旭区にある新森桂整体院の桂です。
車の運転事の腰痛…困りますよね、何を隠そう私もそうでした。
もう長距離運転が嫌で嫌で…(泣)
毎回遠出をする時は、運転を考えるとちょっと憂鬱で「どうしたら楽に行けるかな?」と色々思案したものです。
私の場合、1時間も運転していると、腰を「グッ~」と反らせたくなって、信号で止まるたびにモゾモゾしてました。
そこで今回は私の経験も含めて、運転時の腰痛とクッションについて書いてみました。
腰痛の原因
腰痛の原因は色々ありますが、今回は「車の運転時」に限ってご説明します。
運転時の姿勢
運転時の姿勢の特徴は「膝の位置」です。車のシートに座ると「膝の位置」は股関節より高い位置になります。一方、オフィスや食卓の椅子は、股関節と膝の位置は大体一緒の高さです。この膝の位置が高くなればなるほど、腰には負担がかかります。
例えば、草むしりをする様な姿勢を30分続けた後、立ちあがろうとしたら…腰が伸びなくて「アタタタタ」となった経験があるかと思います。でも食卓の椅子なら、30分くらいは大丈夫ですよね。
これは膝の位置が股関節より高くなればなるほど、背骨が丸まり生理的な彎曲を崩す為です。生理的な彎曲というと少し難しく感じるかもしれませんが、簡単に言えば理想的な背骨の形のことです。つまり、膝の位置が股関節より高くなると、背骨に負担がかかり腰が痛くなる要因になります。
血行の悪さ
同じ姿勢で長くいると、筋肉が動かないので血の流れが悪くなります。血液は筋肉に酸素や栄養を送ったり、筋肉から出る疲労物質を回収する役目があります。しかし、血の流れが悪くなると、腰回りの筋肉に十分な酸素や栄養が届かないばかりか、疲労物質もたまり痛みの原因となります。
対策
各種クッション
膝と股関節の位置は、変えたくても変えれません。そこで腰痛対策に色々なクッションが販売されています。私も色々使ってみました。一番いいなと思ったのは「バックハガー」という商品です。(30年以上前から発売され、腰椎サポートの草分け的商品です)
これら腰椎サポートの商品は、背中とシートの隙間を埋め背骨の生理的な彎曲を助ける意味合いのモノです。ですから体格差により合う合わないはあります。
そこでまずは、バスタオルで自分に合う厚さを知った上で、商品を選ばれることをお勧めします。このように何重にかに折り畳んだバスタオルを腰にあて、自分にあった厚さを知ってください。もちろんこのままバスタオルを使われてもいいです。
ちなみに私は、バスタオルを縦にして背骨にあてていました。(私にはバックハガーよりこちらの方がよかったです)この方法はお勧めします。
血行の改善
血行の改善の代表はストレッチですが、運転中は大きく体を動かすことは出来ませんよね。そこで休憩時に腰を伸ばすなどのストレッチを行なってください。ストレッチではないですが、その場で10回くらいジャンプするのもお勧めですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?腰痛対策のシートクッション、車のシートとの相性もありますし、正直使ってみないと分からないです。そこでまずは、バスタオルを試されるのがいいかと思います。(私はそれで解消しました)。もし、それでも腰痛が改善されない場合、クッションでは補いきれない身体の歪みがあるかもしれません。その際は、当院でも身体の歪みは整えることが出来ますので、お早めにご連絡ください。
最後までお読みくださり、有難うございました。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)