肩の脱臼後の痛みでお悩みの方へ

「肩を脱臼し、病院で整復したのに、何週間も腕が思うように上がらない…」

「夜、寝返りを打つときに肩が痛くて目が覚めてしまう…」

「病院では”時間が解決してくれる”と言われたけど、いつまで待てばいいの?」

こんにちは、大阪市旭区の「新森桂整体院」院長の桂 寛章です。

肩の脱臼後、いつまでも痛みがあると、日常生活のほんの些細な動作も苦痛になりますよね。洗濯物を干す、高い棚のものを取る、髪を洗うなど、腕を上げる動作が思うようにできないとストレスも溜まります。

また、痛みがあると睡眠の質も低下しますし、なにより「いつになったら元通りになるんだろう…」と不安な気持ちになってしまいますよね。

そこで今回のブログでは、「肩の脱臼後の痛み」について、実際の患者さんの声も含めて書きましたので、ぜひ最後までお読みください。

肩の脱臼後の痛みについて

肩の脱臼とは、肩関節を構成する上腕骨(腕の骨)が肩甲骨から外れてしまった状態です。主にスポーツなどの事故や転倒で脱臼される方が多いです。

脱臼した肩の関節は医療機関で「整復」という処置で元の位置に戻されます。しかし、整復後も痛みに悩まされるケースもあります。これはなぜでしょうか?

肩の脱臼には以下のような特徴があります

1. 周囲の組織にダメージが残る:肩が外れた際に、周囲の筋肉、腱、靭帯などの軟部組織が傷ついています。これらは骨と違ってレントゲンには映らないため、見落とされがちです。

2. 身体のバランスが崩れる:脱臼の衝撃で身体のバランスが崩れ、肩の周りの筋肉に負担がかかっていることがあります。負担のかかった筋肉は硬く動かしにくいので、これが痛みや腕が上がらない原因になります。

3. 再脱臼への恐怖感:「また脱臼するのでは?」という恐怖から、無意識に肩の動きを制限してしまい、それが筋肉の硬直や血行不良を引き起こします。

 肩の脱臼後の痛みがある時に、してはいけないこと

痛みがあるとつい自己流で対処してしまいがちですが、肩の脱臼後には特に注意が必要です。

1. 無理に動かそうとする

「痛みに耐えてでも動かせば良くなる」と考えて無理に動かすのは逆効果です。傷ついた組織の回復を妨げ、症状を長引かせる原因になります。

2. 完全に動かさない

逆に、痛みを恐れて全く動かさないのも問題です。適度な動きがないと、関節が固まり、筋肉が衰えてしまいます。

3. 自己判断で強いマッサージを行う

筋肉が硬くなっているからといって、強くもみほぐそうとするのは危険です。特に肩の脱臼後は、患部が敏感になっているため、適切な知識を持った専門家による施術が必要です。

4. 症状が改善しないのに放置する

「そのうち良くなる」と思って放置すると、関節が固まってしまうこともあります。適切な時期に適切なケアを受けることが、早期回復の鍵となります。

当院の施術例

当院に来られた患者さんの声をご紹介します。

この患者さんは、肩関節の脱臼後、整形外科で適切に整復処置を受けられたにもかかわらず、3週間経っても痛みと動きの制限が続いていました。

初回の施術後、肩の痛みと動きが良くなり喜んでくれました。

https://g.co/kgs/mCA9hQk

(※Googleマップの口コミより 施術の効果には個人差があります)

新森桂整体院の考え方と施術

当院では、肩の脱臼後の痛みに対して独自のアプローチをとっています。

正しく整復されているにもかかわらず痛みが残る主な理由

身体の歪み:スノーボードの転倒など脱臼を引き起こした衝撃は、肩だけでなく身体全体に影響を与えます。その結果、身体のバランスが崩れ、肩の筋肉が正常に動かなくなっていることがあります。

代償動作のパターン化:痛みをかばうために無意識に作り出した動き方(代償動作)が、関節を硬くしているケースがあります。

そこで当院では、次のようなステップで施術を行いました。

・まず、痛みのある肩だけでなく、身体全体の歪みをチェックしました。

・歪みを見つけましたが、痛みのある左肩は無理に動かさず、痛くない右腕から施術を始めました。(※患者さんの不安や恐怖心を和らげるためです)

身体の歪みを整えると、まだ触れていない左肩の痛みと動きも改善しました。

このことから、「肩の痛みの原因は、脱臼した肩だけのものではなかった」ということが分かります。

もし、脱臼した左の肩だけが痛みの原因なら、右の腕を動かして左の肩の痛みが取れるはずはありません。転倒の衝撃で生じた身体の歪み、その歪みを整えたからこそ、まだ触れてもいない左の肩に変化が現れたのです。

つまり、身体の歪みを整えない「脱臼した肩だけ」のリハビリでは、真の改善は難しいケースもあるのです。

まとめ

肩の脱臼後の痛みは、単に「時間が解決してくれる」と待つだけでは改善しないことがあります。特に以下のような場合は専門的なケアが必要です。

・整復後も3週間以上痛みが続いている

・腕を上げる動作に制限がある

・日常生活に支障をきたしている

・スポーツや仕事への復帰を早めたい

肩の脱臼後の痛みは我慢するものではありません。適切なケアを受けることで、より早く回復することができます。もし、なかなか治らない痛みでお困りの方は、この下にある無料相談のメールやお電話でお問い合わせください。最後までお読みくだり、ありがとうございました。

                     (監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)