肩こりの原因と予防
こんにちは、大阪市旭区にある新森桂整体院の桂です。
肩が凝ると体が辛いだけでなく、集中力の低下や気分も落ち込みますよね。それでも毎日の仕事や家事に追われ、心も体も疲れきっている方もいるかと思います。
そんな辛い肩こりを予防するためにも、まずは肩こりの原因を知るのも大事です。そこで今回は「肩こりの原因と予防」について書いてみました。
肩こりの原因
肩こりは、多くの人が経験する悩みの一つです。肩が重く感じたり、痛みが伴ったりと…日常生活に支障をきたす事もあります。そしてこの肩こりは、さまざまな要因が絡み合って発生します。そのため、まずは原因をしっかりと把握することが大事です。
頭を前に出した姿勢
今やパソコンやスマホを、全く使わない方は殆どいないと思います。特にデスクワークの方は、仕事中は殆どPC作業…という方も多いですよね。
このPC作業やスマホを見る時に「頭を前に出した姿勢」をとると、頭の重さが必要以上に首や肩の筋肉にかかるため、肩こりの原因となります。
運動不足と血行
運動不足も肩こりの原因となります。体(筋肉)は動かさないと硬くなります。硬くなった筋肉は血管を圧迫して血液の流れを悪くさせます。
血液には酸素や栄養を筋肉に運んだり、筋肉から出た疲労物質を回収するという役目があります。つまり血流が悪くなると、PC作業などで疲労した「首や肩の筋肉」に酸素や栄養が十分に届かず、疲労物質の回収も滞ります。その結果、コリや不快感を感じるようになるのです。
ストレス
精神的なストレスも肩こりに影響します。ストレスを感じると、交感神経が優位になり筋肉は緊張します。例えば、怖い上司の前に立つと、無意識に「きゅっ」と肩がすぼまったりしたことはありませんか?これもストレスで筋肉が無意識に緊張したからです。
このようにストレスを感じる状況が多いと、肩こりの原因となります。
睡眠不足
睡眠は体の疲労回復には欠かせません。睡眠中は身体を修復する時間です。また睡眠時間の長さだけでなく、睡眠の質も大事になります。
身体の歪み
日常生活での何気ないクセや動作も肩こりの原因になります。例えば床に座る際に…いつも横座りをしてしまう、デスクワークの際…PCが体の正面でなく少し斜めにある…なども身体を歪める原因になります。
体が歪むと何処かに負担が溜まります。その負担が肩や首に溜まった結果、肩や首が凝るようになります。
肩こりの予防には
肩こりの原因を知ったら、次は肩こりの対策・予防です。
気がついたら、正しい姿勢を
一日中正しい姿勢は…正直難しいかと思います。ですから「あっ!姿勢悪いかも!?」と思ったら、改めるだけでも結構です。
ちなみにデスクワーク中なら、骨盤を立てる座り方をすると、背筋が伸びるので肩や首に負担がたまりにくいです。(骨盤を立てる座り方は、こちらのブログをご覧ください)https://www.seikotsu.com/news/%e8%85%b0%e7%97%9b%e3%81%8c%e6%a5%bd%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%81%ae%e5%ba%a7%e3%82%8a%e6%96%b9
またスマホを見る際は、なるべく画面を高くされると首や肩は楽です。
運動の習慣
肩こり解消のために「水泳を始めた!」なんてできたら最高ですが、なかなか現実的には難しいですよね。そこでまずは歩くことから始めてはいかがでしょう?
歩くと血流は良くなりますし、自律神経も整いストレスの解消にもなります。1日に10分からでもいいので、日常生活の中に「歩く時間」を取り入れてください。
睡眠
ひと昔前なら、夜も11時になったら夜道を歩く人も少なかったですが、今や普通に仕事帰りの方が歩いてます。そんな現代社会ですから、寝る時間が遅くなるのも仕方がありません。
そこで睡眠の質に目を向けてください。寝る1時間前からはスマホを見ないこと。スマホやPCから出るブルーライトは睡眠の質を低下させます。スマホを見ながら寝落ち…これだけは避けてください。
湯船に浸かる
入浴に関しては原因欄には書きませんでしたが、出来ることならシャワーだけより湯船に浸かることをお勧めします。湯船に浸かることで血流は良くなりますし、水圧でリンパの流れも良くなり疲労回復に役立ちます。またリラックス効果もあるので自律神経も整い、ストレスの緩和にも効果があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?肩こりは日常生活での姿勢や習慣などの影響を大きく受けます。しかし影響を受けるということは、対策も出来るということです。
でもいきなり全てを見直すのも難しいです。そこで、「自分の肩こりの一番の原因は何か?」そこから見直してみてもいいかと思います。
また、これら原因を見直しても肩こりの改善が見られない場合は、身体の歪みの影響が大きいかもしれません。その際には当院でも歪みの施術は出来ますので、お早めにご相談ください。最後までお読みくださり、有難うございました。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)