肩こりと頭痛の関係

こんにちは大阪市旭区の新森桂整体院の桂 寛章です。

今回のブログは「肩こりと頭痛の関係」について書きました。

肩が凝ると頭まで痛くなる…肩が凝るだけでも不快なのに、頭まで痛くなるって…本当ツライですよね。

 

頭を少し動かしただけでも「ズキッ!」とくるから、ソロリソロリとしか動けない

階段も頭に衝撃が響かないように降りている…

頭が痛いと、ずっーと寝ていたい…でも仕事は休めない…

仕事で考え事や細かい文字を追うなんて…頭が痛いときは無理!

頭痛薬…飲むと楽になるから飲んでしまうけど、このまま飲み続けてもいいのかな?

でも、そもそも肩が凝ると頭も痛くなるのって、一度検査したほうがいいの?

…と悩まれている方もいるかと思います。

もしこんな症状をお持ちなら、今回のブログがお役に立つかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ?肩や首が凝ると頭痛をおこすか?

肩が凝った時に、手でトントン叩いたり揉んだりするところありますよね?

そこは「頭を支えたり、姿勢をまっすぐに保つため」の筋肉があるところです。

 

この筋肉は「姿勢が良い」状態なら、さほど緊張しません。

しかし、猫背になったり姿勢が悪くなると、重い頭を支える為に緊張し硬くなります。

またこの「頭を支える筋肉」の下には、「頭の方へと繋がる神経や血管」が流れています。

この神経や血管を「緊張して硬くなった筋肉」が圧迫すると、頭痛の原因となるのです。

 

 

実は皆さんが悩まれる頭痛の約8割は、上記のような肩や首などの筋肉の緊張が原因とされています。

(※残り2割は脳疾患の疑いがあり、その際の症状は「今までに経験したことが無いような激痛」や「頭痛に伴う吐き気、手足の痺れ」などです。これらの症状がある場合は、すぐに脳神経外科を受診して下さい。)

ですから経験したことが無いような激痛や手足の痺れなどの症状がなければ、まずは肩や首の筋肉の緊張をとることが頭痛解消の第一歩となります。

 

☆日常生活で気を付けてほしいこと☆

枕が高すぎない

高すぎる枕は背骨に負担がかかります。体格差などもありますが、5センチ前後が理想です。もし今お使いの枕が高すぎるようなら、バスタオルを折り畳んで調節してください。

視力の矯正

左右の視力差が著しくあり裸眼でいる時間が長いと、肩こりや頭痛の原因になります。メガネやコンタクトで視力の矯正をお願いします。

冷え

血行が悪いと筋肉は硬くなり凝りの原因となります。入浴の際はシャワーだけで済まさずに、湯船に浸かるようにしましょう。(ぬるめの温度でじんわり汗ばむくらいが理想です。)

姿勢

いわゆる猫背、背中を丸めた姿勢は首・肩こりの原因になります。またスマホを見る際には、画面を目の高さまで上げると首や肩への負担は減ります。

 

☆セルフケア☆

ツボ押し

「風地(ふうち)」

位置:耳の後ろの出っ張った骨のやや斜め下。少し凹んだところ。

押し方:親指をツボに当て、頭を傾ける。指で押すのではなく頭の重さを利用して、痛気持いい角度を探す感じで頭を傾けるのがコツです。(10~15秒・左右3回づつ)

「太陽(たいよう)」

位置:目尻から小指一本分後ろ。小し凹んだところ。

押し方:中指の腹で優しく押す。(10〜15秒・左右3回づつ)

軽く圧をかけたまま、上下左右に圧をかける方向を変え、心地よい圧方向を探して押すのもオススメです。

ストレッチ

肩回しストレッチ

1・顔は正面向いて背筋を伸ばします。

2・両ひじを曲げ、指先を肩につけます。

3・両ひじを前から後ろに回します。この時、背中の骨(肩甲骨)を動かすイメージでして下さい。

なるべく高くまでひじを上げ、大きな円を描くように回すと肩甲骨がよく動きます。

4・今度は反対回り(ひじを後ろから前)に回します。

(前回し後ろ回しを各10回づつ)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

先にも書きましたが、頭痛の原因の約8割は筋肉の緊張からくるものです。

今回ご紹介したツボ押しとストレッチは、いずれも血流を良くし筋肉の緊張を和らげる効果があります。

頭が痛くて体を動かすのが辛ければ、ツボ押しだけでもしてみて下さい。

もちろんツボ押し・ストレッチは、頭痛の無い時でも習慣的にされることで、肩や首の凝り・頭痛の予防になりますので、ちょっとした隙間時間にお試しください。

それでも頭痛や肩こりが改善しなければ、局所的なアプローチだけでなく全体的な体の歪みを整えることが必要な状態かもしれません。

体の歪みを整えることは当院でも出来ますので、その際はご連絡ください。

このブログが皆さんの頭痛を和らげるために、少しでも役に立つことを願います。

最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。

                      (監修:鍼灸師・柔道整復師 桂 寛章)