肩こりと痺れ

こんにちは、大阪市旭区にある新森桂整体院の桂です。

肩も凝るけど、最近なんだか痺れがある…

この痺れってなんだろう?ただの肩こりではないのかな?

肩こりに痺れまで出だしたら、不安になりますよね。

また、腕や手に痺れがあると、パソコンや包丁など指先を使う際に支障が出ますし、不意に首や腕を動かして痛みが出たら、怖くて気分も落ち込むと思います。

そこで今回は、このような「肩こり」と「痺れや痛み」との関係について書いてみました。ぜひ最後までお読みください。

肩こりと痺れ・痛みの関係

肩こり

肩こりとは、首や肩周りの筋肉が慢性的に緊張している状態です。ではなぜ慢性的に緊張しているか?と言いますと、多くは身体の歪みが原因です。

身体が歪むと、どこかにその負担が現れます。ですから肩こりの方は、身体の歪みの負担が肩に現れ、その負担に負けないように筋肉が力を入れ緊張している状態だと考えてください。

痺れと痛み

では、緊張した筋肉ではどんなことが起きているか?というと、血管が圧迫されています。血管が圧迫されると血流は低下します。すると血液中にある酸素や栄養分が十分に行き渡らなくなり、痛みや痺れの原因になります。

分かりやすい例をあげれば、正座で足が痺れるのも同じです。正座をすると膝の下の部分で血管が圧迫されて血流が悪くなります。すると末梢神経に必要な酸素が不足し、神経が脳に「何かがおかしいよ」と異常信号を送ります。この異常信号が痺れであり、痺れが強くなると痛みに変わります。

ですから、肩こりからくる痺れや痛みは、「もう身体が限界だよ」というサインでもあります。

症例

(※施術の効果には個人差があります)

この方は2年も前から手の痺れがありました。整形外科で検査をしても、「原因は分からない」と言われたそうです。この検査をしても分からない…とは、首の骨の変形や椎間板の変性(ヘルニア)などは無いという事です。肩が凝って筋肉が硬くなっているくらい(くらい…というと失礼ですが)では、レントゲンやMRIの検査では異常とは診断されません。

また昼間の痺れが「夜寝ていると、痛くて起きてしまう」とも書かれています。これは、夜間寝ると自律神経の働きで心臓の拍動がゆっくりになり、血流が低下するためです。普段でも血流が悪く痺れているのに、夜寝ると尚更血流が悪くなり…痺れが痛みに変わるというわけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回のブログが「痺れや痛み」でお悩みの方に、少しでも役に立てば嬉しいです。

本文中にも書きましたが、「痺れや痛み」は身体からの異常を知らせるサインです。あまり我慢をされない方がよいと思います。

肩こりから来る「痺れや痛み」の施術は当院でもできますので、お困りの際はご相談ください。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)