坐骨神経痛を早く治す方法
こんにちは大阪市旭区にある「新森桂整体院」の桂です。
最初は腰が痛かっただけなのに、だんだん痛みがお尻から足に広がってきた…
もしかして骨の問題!? レントゲンかMRI撮った方がいいの?
湿布とかコルセットした方がいい?
以前は歩いても軽く痛いだけだったのに、なんだか最近痛みが強くなってきた感じがする…
坐骨神経痛で来院される方は、こんなお悩みを抱えていらしゃる方が多いです。
それ以外にも
夜、寝てるだけでジンジンして痛い…
痛み止めの薬が効かなくなってきた…
と言われる方もいます。
痛む場所が腰から足へと広がったり…痛み止めが効かなくなったら…不安です。
でも痛みがひどくなっても、仕事や家事、育児は待ってくれない…早く治したい!そう思われる方も多いと思います。
そこで今回は坐骨神経痛についての簡単な解説と治し方について書かせていただきます。
坐骨神経痛とは
腰から足先に向けて走る神経を坐骨神経と言います。
この坐骨神経に沿って出る痛みが「坐骨神経痛」です。
ちなみに、腰の痛みで有名な「腰部椎間板ヘルニア」。このヘルニアで腰から足にかけて痛みが出ても「坐骨神経痛」と呼びます。
「えっ!ヘルニアなのに坐骨神経痛!?」と思う方もいるかもしれませんね。
(※腰部椎間板、坐骨神経痛など…普段使わない漢字ばかりが並ぶと、もう一つピンとこないかと思いますので「腹痛」で説明します)
例えばお腹が痛そうにうずくまってる人がいます。「どうされましたの?」と尋ねると…「お腹が痛い」と。でもこれだけでは何の病気でお腹が痛いのか分からないですよね。
盲腸で痛いのかもしれませんし、腸閉塞で痛いのかもしれません。
「お腹が痛い」と言うのは、あくまで症状であり病名ではありません。病名は盲腸か腸閉塞…もしくは何か他の病気かもしれません。
これと同じで坐骨神経痛も「坐骨神経の通り道に痛みが出ている」という症状の名前であって、病名ではありません。
ですから、坐骨神経が痛くて「腰部椎間板ヘルニア」の人もいれば「脊柱管狭窄症」や「梨状筋症候群」などの人もいます。
病院での診断は必要?
では「椎間板ヘルニア」か「脊柱管狭窄症」か「梨状筋症候群」なのか、病院で精密検査は必要か?と言いますと、必ずしも必要ではありません。
仮に検査をして「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「梨状筋症候群」のどれかを言われても、治療自体はさほど変わりません。病院なら痛み止めの注射か飲み薬、運動療法です。
ただし、現在排尿障害(尿もれや尿の排出困難)や排便障害を起こしている、または進行性の筋力低下を起こしているなどの場合は手術の適応です。それ以外なら保存療法(注射・薬・運動療法)で経過観察が一般的です。
もちろん心配な方は検査をお勧めします。検査自体はさほど体に負担はかかりません。それより「この痛みがどこからきているんだ?」と言うストレスが痛みを敏感にさせますし治るのも遅くなります。
坐骨神経痛の治療
整形外科での治療の仕方
先ほども述べた薬物療法(ブロック注射や痛み止めの飲み薬)温熱療法(ホットパックやマイクロ波などで温め血行をよくする)運動療法(ストレッチやマッサージ)が中心になります。※ブロック注射…痛みのある部位の神経やその近くに局所麻酔やステロイドを注射して痛みを和らげます。
当院の施術の仕方
当院では坐骨神経痛の原因を体の歪みと考えています。
体が歪むとどこかに負担がかかります。その負担に耐えきれなくなると痛みを感じます。
例えば猫背の人を見たら「姿勢が悪いな」と思いますよね。姿勢の良い人に比べ首が前に出ています。これも歪みです。ですから猫背の人は首や肩が凝ります。
坐骨神経痛もこれと同じです。
体が歪んで腰に負担がかかるから腰痛になります。その負担が右側なら右の坐骨神経痛になりますし、左側なら左に出ます。
ですから体の歪みを整えれば、自ずと腰にかかる負担は減るので痛みも取れていきます。その為に施術は体全体を見ます。なぜなら腰から足に痛みがあるからと言って、痛い所だけに原因があるとは限らないからです。
施術例
53才 女性 腰部椎間板ヘルニアからの坐骨神経痛
2年前に左側のお尻〜ふくらはぎにかけて痛みと痺れが出て整形外科を受診。MRIの検査後「腰部椎間板ヘルニア」と診断される。投薬(痛み止め)とブロック注射で痛みがなくなる。
2年後に今度は逆の右側の太もも〜足に激痛が走る。投薬(痛み止め)とブロック注射を受けるが、今回は効果がなく来院。
1回目は効果のあった痛み止めやブロック注射が2回目は効かなくて、大変辛かったと思います。また53才で杖をついていたのが印象に残ってます。無事に回復して良かったです。
56才 女性 腰部椎間板ヘルニアからの坐骨神経痛
過去にヘルニアの手術を2回受けており3回目の再再発時も手術を希望されたそうですが、病院で「もうしない方がいいです」と断られて来院されました。
(※鍼でも体の歪みは整います。現在は鍼は殆どしていないので屋号を変更しています。また施術の効果には個人差があります)
坐骨神経痛を早く治すには
坐骨神経痛に対しての薬物療法ですが、私はこれを否定しません。ブロック注射や痛み止め薬で良くなる人もいますし、電気治療やマッサージなどで良くなる人もいます。
しかし残念ながら、同じ坐骨神経痛なのに薬やマッサージでは良くならない人もいます。
これはなぜか?と言いますと、痛みの強さ、体の歪み具合、個人の回復力の差と考えています。
ですから薬物療法でもし良くなっていないなら、違う方法を試してみるのが早く良くなる方法かと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のブログが少しでも坐骨神経痛でお困りの方のお役に立てれば嬉しいです。
ブログを読んで「体の歪みを整えてみよう!」と思われた方はお早めにご連絡ください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)