坐骨神経痛 やってはいけない事

こんにちは、大阪市旭区にある新森桂整体院の桂です。

坐骨神経痛…1日でも早く治したいですよね。

毎晩ストレッチをしているのに、痛みが変わらない…もしかしたらストレッチが合わないのかな?

歩くのは腰に良いと聞いて毎日歩いてるけど…歩くと足に痛みが出てきた。このまま歩き続けてもいいものか?

このようなことでお悩みの方もいるのではないでしょうか。

また坐骨神経痛の方から「早く治す為に、家で出来ることってありますか?」と質問を受けることがあります。

※「早く治す方法」についてはこちらのブログをご参照ください https://www.seikotsu.com/news/%e5%9d%90%e9%aa%a8%e7%a5%9e%e7%b5%8c%e7%97%9b%e3%82%92%e6%97%a9%e3%81%8f%e6%b2%bb%e3%81%99%e6%96%b9%e6%b3%95

その際は各自に合ったセルフケアをお伝えするのですが、逆に私から「何か腰のためにしていることはありますか?」とお尋ねすると…「あれ?それは今の腰に合わないかも…」というセルフケアをされている方もいます。

坐骨神経痛を早く治すために、せっかく頑張ってるセルフケアが逆にマイナスになっていたら…治るのが遅くなってしまいます。

そこで今回のブログでは「坐骨神経痛、やってはいけない事」をテーマに書かせていただきます。

坐骨神経痛とは

まずは坐骨神経痛を簡単に説明させていただきますと、腰から足先に向けて走る神経を坐骨神経と言います。この坐骨神経に沿ってでる痛みが「坐骨神経痛」です。

末梢神経の中で最も太く(小指くらい)長い(約1m)神経で、下肢の運動や感覚を司る役割をしています。

痛みの現れ方は人それぞれで、腰よりお尻や足に痛みを強く感じる人もいます。痛みの種類も、ビリッと電気が走るような痛みと表現される方もいますし、焼けるような痛み、刺すような痛みなど様々です。また片足だけに症状が出る場合がほとんどですが、稀に両足に出る方もいます。

坐骨神経痛の主な症状

・腰からお尻~下肢にかけて痛みがある

・長い時間立っているのが辛い

・腰を曲げたり反らしたりすると痛みや痺れが強くなる

・座っているとお尻の痛みが強くなる

・歩くと腰から足に痛みが出て長い時間歩けない…などがあります。

坐骨神経痛 やってはいけないこと

血行(血の流れ)を悪くしない

血液は神経や筋肉に酸素や栄養を運んでいます。また筋肉から出た老廃物(疲労物質や発痛物質)を回収する役割もあります。ですから血流が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡りません。また老廃物も溜まります。こうなると坐骨神経痛は良くなるどころか、ますます痛みや痺れが増してしまいます。

日常生活での注意点としましては、シャワーだけで済まさずに湯船に浸かるようにして下さい。また寒い日の外出時は、腰にカイロを貼るなどの冷え対策をお勧めします。

長い時間同じ姿勢を続けない

長い時間同じ姿勢でいるのは、同じ筋肉を使い続けています。すると筋肉は疲労し硬くなります。硬くなった筋肉は血流が悪いです。血流が悪くなると、十分な酸素や栄養が筋肉に行き渡らなくなり、痛みや痺れが強くなります。

お仕事などで座っている時間が長い方は、30~40分を目処に一度立つことをお勧めします。

体重を増やさない

体重の増加は腰への負担が増します。特にお腹周りに脂肪がつくと腰を反らせるような姿勢になるので、痛みや痺れが強くなります。

お腹に脂肪ではなく赤ちゃんですが、妊婦さんが腰を痛めるのはこの理由からです。

痛みを伴うストレッチや強いマッサージは避ける

「坐骨神経痛に効く!」というストレッチはYouTubeを見れば山ほどあります。しかし坐骨神経痛の原因は人それぞれです。ですから全ての人に効果があるストレッチはありません。

Aさんには効果のあったストレッチも、Bさんには効果がなく逆に痛みを悪化させてしまうこともあります。自分に合う合わないかは、ストレッチをした時に痛みが出るか?もし痛みを伴うようなストレッチであれば無理せず中止してください。

またマッサージも強い刺激はやめてください。テニスボールなどでお尻を「グリグリ」すると筋肉の組織を押し潰します。グリグリした時は気持ちよくても治るのが遅くなります。

歩いて痛みが出るなら…無理しない

健康のために歩く習慣を持たれているのは素晴らしいことです。しかし歩いて痛い時は無理しないで下さい。痛い足を庇いながら歩くことで、他の部分にも負担がかかり新しい痛みの原因になります。

坐骨神経痛はしっかり治療すれば痛みはとれます。歩くのは痛みがとれてからにして下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?最後までお読みくださりありがとうございます。

今回の「してはいけない事」は何一つしていないのに、それでもなかなか痛みがひかない…。そのような方は体の歪みを整えることで痛みがひくかもしれません。体の歪みを整えることは当院でもできますので、その際はお早めにご連絡ください。

今回のブログが坐骨神経痛の方に少しでもお役に立てば嬉しいです。

(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)