反り腰による腰痛の意外な原因

こんにちは、大阪市旭区にある新森桂整体院の桂です。

夜、上向きで寝ると腰が痛くなる

長い時間寝ると、起きる時に腰に痛みがある

子供を抱っこすると腰が痛くて、抱っこできない

このようなことでお悩みの方もいるかと思います。

 

寝る姿勢を限定されたり、起きる時に腰が痛いと熟睡できなかったりしたら、気分も優れませんよね。

また可愛いい盛りのお子さんを抱っこしたくても、腰に痛みがあっては…辛いと思います。

そこで今回のブログでは、反り腰になる人に多い「重心のズレ」について書いてみました。

反り腰とは

人間の背骨は生理的彎曲と言って、横から見ると緩やかなカーブを描いています。この背骨の緩やかなカーブがあることで、運動時の衝撃を吸収・分散させ、特定の部位に過度な負担が集中しないようにしています。

しかし、反り腰の方の背骨のカーブを見てみると、腰の部分の反りがきつく生理的な彎曲が崩れています。カーブがきつくなると腰にばかり負担が溜まり腰痛の原因となります。

反り腰になる意外な理由

反り腰になる理由の一つに、足ウラの重心位置のズレがあります。人は本来なら立っている時に重心は内くるぶしの真下辺りにあります。しかしこの重心が「かかと側にズレる」と、腰は反ります。

このかかと重心からの腰の反りは体験するとよく分かりますので、お手数ですが一度お試しください。

まず立ちます。この時、自分の重心(体重が載っている所)が足の裏のどこにあるか?感じてください。正しい姿勢なら、この時重心は内くるぶしの下あたりにあります。

次に体重をかかとの方に乗せていきます。すると体は後ろに倒れそうになりますよね?倒れそうになった体は、無意識にお腹を突き出してバランスを取ります。この時の姿勢を横から見ると腰が反った反り腰になっています。これが「かかと重心からの反り腰」になる理由です。

セルフケアの仕方

かかと重心からの反り腰の場合、かかと重心をやめれば反り腰も自然と戻ります。

では、「かかと重心」に対するセルフケアのポイントは「足の指」です。

なぜなら「かかと重心」の方は、足の指に体重が乗っていない「浮き指」になっているケースが殆どです。

こちらの方の足裏をご覧ください。濃く写っている所は体重が乗っている所です。かかとは色濃く写っていますが、足の指は写っていない指もありますし全体的に色が薄いです。

この方も反り腰で腰痛でした。整体後はかかと重心が改善された結果、痛みも取れ腰の可動域も改善されました。

 

このかかと重心をセルフケアで戻すには、足の指の体操が効果的です。足の指は「動きが悪いと体重が乗らず、逆によく動く指には体重が乗る」という特性があります。

そこでこの特性を利用したリハビリをします。足の指で「グー」や「パー」を繰り返したり足の甲をマッサージすることで徐々に足の指の動きが良くなります。足の指の動きが良くなると、つま先の方にも体重が乗るようになるのでかかと重心が改善され、反り腰もよくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?反り腰になる意外な原因の一つ「かかと重心」。なかなか普段、自分の体重を足の裏のどこで支えているか?なんて気にしないと思います。でも…かかと重心になっていると腰は反ってしまうんです。

そこで反り腰からくる腰痛でお困りの方は、まずは足の指の体操を2週間してみてください。2週間して少し腰痛が和らいできたら、反り腰が改善傾向にある証拠です。

もし2週間してもあまり変化が無いようでしたら、何か他の原因(体の歪み)があるかと思います。その際は当院でも体の歪みは整えられますので、お早めにご連絡ください。

最後までお読みくださり有難うございました。

(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)