偏頭痛の治し方

偏頭痛の治し方(治す為に必要なこと)
「また頭痛が…。今日の大切な会議に集中できるかしら」
「薬を飲み続けるのはもう限界。副作用が心配で仕方がない」
「せっかくの休日なのに、偏頭痛が出たら台無しになりそう…」
このような悩みを抱えている方はいらしゃいませんか?
偏頭痛は、仕事や日常生活に大きな支障をきたし、生活の質を著しく低下させてしまいます。しかし、諦めないでください。適切な対処法と生活習慣の改善により、偏頭痛の症状は治まっていきます。
そこで今回のブログでは「偏頭痛」を治すために必要なことについて書きました。偏頭痛でお悩みの方には参考になると思いますので、ぜひ最後までお読み下さい。
偏頭痛はなぜ?おこる
偏頭痛の原因は完全には解明されていませんが、三叉神経の影響やストレスなどが原因と考えられています。何らかの刺激により三叉神経が興奮すると、脳内の血管が拡張し、周囲に炎症が起こります。この過程で、拍動性の痛みが生じます。そこで偏頭痛に対しての投薬は、血管を収縮させる働きのある「トリプタン系」の薬が用いられます。
偏頭痛の施術例
長年トリプタン系の薬が手放せなかった方の症例です。
(Googleマップの口コミより:施術の効果には個人差があります)
偏頭痛と一般的な頭痛の症状の違い
偏頭痛は一般的な頭痛とは異なる特徴的な症状を持つ疾患です。以下にそれぞれの特徴につてまとめました。
痛みの特徴
偏頭痛
・頭の片側(両側に出る人も4割)こめかみから目の周りに痛みが集中
・ズキズキと脈打つような拍動性の痛み
・痛みの程度は中度〜重度
緊張型頭痛(一般的な頭痛)
・頭の両側に痛みが生じる
・頭が締め付けられる、または圧迫されるような痛み
・痛みの程度は軽度〜中度
随伴症状(頭痛以外に伴う症状)
偏頭痛
・少なくとも1つは頭痛以外の症状がある
・吐き気や嘔吐を伴うことがある
・光や音、においに対する過敏性がある
緊張型頭痛(一般的な頭痛)
・通常、吐き気や嘔吐はない
・光や音、に対する過敏性はない(もしくは、どちらか1つのみ)
日常生活への影響
偏頭痛
・動くと痛みが悪化する
・じっとしていると楽になる
・日常生活に支障をきたすことが多い
緊張型頭痛(一般的な頭痛)
・通常の生活で痛みは悪化しない
・普段通り動くことができる
持続時間
偏頭痛
・4時間から72時間持続(治療しない場合)
緊張型頭痛(一般的な頭痛)
・30分から7日間持続することも
発症パターン
偏頭痛
・発作的に起こる(1時間ほどで痛みのピーク)
・前兆(視覚症状など)を伴うことがある(5分から1時間で前兆は消え、その後頭痛)
緊張型頭痛(一般的な頭痛)
・慢性的に発症することが多い
・午後になると悪化する傾向がある
偏頭痛の症状が出たら、絶対にしてはいけないこと
偏頭痛の症状が現れたとき(前兆時も含む)は、以下のことに注意して下さい。また、症状が出た時は「静かな暗い環境」で休息を取ることが重要です。
偏頭痛でしてはいけないこと
・血管を拡張・収縮させる物質を含む食品を摂る
・光や音などの刺激を受ける
・体を動かす
偏頭痛を誘発する食品には、次のようなものがあります。
・赤ワイン、熟成したハードチーズ、加工肉、乳製品
・柑橘類の果物、レモン
・小麦、チョコレート
・味の素や人工甘味料などの調味料
・スナック菓子やインスタントラーメン
・アルコールの摂取
偏頭痛を出さない為の生活習慣
偏頭痛の予防には、以下のような生活習慣の改善が効果的です。
・規則正しい睡眠:適度な睡眠時間を確保し、就寝・起床時間を一定に保って下さい。
・バランスの取れた食事:朝食を抜かず、偏頭痛を誘発する食品はなるべく避けて下さい。
・適度な運動:首や肩のストレッチや軽い運動(ウォーキングなど)を日常に取り入れて下さい。
・ストレス管理:瞑想やリラクゼーション技法を実践し、ストレスを軽減します。
・水分補給:十分な水分摂取を心がけて下さい。
・姿勢の改善:デスクワークなどでの姿勢に注意して下さい。
当院の施術について
当院の偏頭痛の施術についての考え方
偏頭痛は「三叉神経」が何らかの刺激で興奮し、脳の血管が拡張することで起こるとされています。この何らかの刺激で起こる興奮を、当院では「身体の歪み」を整える事に着目して治療を行っています。
なぜなら、偏頭痛をお持ちの方で「首こり肩こり」が無いという方に、私は出会ったことがありません。首のこり(筋肉の緊張)は首の神経(頸髄神経)を刺激し、三叉神経を興奮させる要因となります。そこで当院では身体全体のバランスを整え、首の歪みを修正することで、偏頭痛の原因に働きかけ、持続的な症状の改善を目指しています。
身体の歪みと偏頭痛の関係
身体を家に例えると
- 地震(日常生活の負担)で家の基礎(身体)が歪む
- 瓦がずれて雨漏り(偏頭痛)が起こる
一時的な対処 vs 根本的な解決
- 瓦だけを直す(痛み止め)→一時的な解決
- 家の基礎を直す(身体の歪みを治す)→長期的な解決
まとめ
偏頭痛は決して軽視できない症状です。しかし、適切な対処法と生活習慣の改善、そして専門的な施術を組み合わせることで、症状を大幅に改善することが可能です。
「薬に頼りたくない」「健康的な生活を取り戻したい」そんな思いをお持ちでしたら、当院にご相談ください。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)