ギックリ腰の予防と患者さんの声

こんにちは、大阪市旭区の新森桂整体院の桂です。

今回のブログのテーマは「ギックリ腰」。

昨日まで普通に出来ていたことが、突然の痛みで出来ない!

歩くのはおろか、立ち上がることさえ一苦労…

ギックリ腰の時に「くしゃみや咳」…もう腰が砕けそう

ギックリ腰は突然きます。朝起きて「ギクッ!」

こうなってしまったら腰の痛みだけでなく、家族や職場にも影響が出てしまいますよね。

そんな激しい痛みで困らないように「ギックリ腰の予防について」書きました。

まだギックリ腰の経験がない方も、何度もギックリ腰をしている方も、最後までお読みくださると嬉しいです。

ギックリ腰が多発する時期

なんとなく真冬の寒い時の方が「ギクッ!」と、なりそうな気もしますが、私の経験上(お陰様で開業して25年になります)「春先と秋口」いわゆる季節の変わり目が「ギックリ腰」で来られる方は一番多いです。

余談になりますが、中国人の鍼の先生の弟子だった頃に「動物の毛が抜け変わる時期はギックリ腰と寝違えが増えるぞ!」と習いました。

先生曰く、「人も動物も同じ哺乳類。人も昔はもっと毛が生えていた。」

「その毛が抜けてまた生えるってことは、体が中から変化していることなんだ。」

「だからギックリ腰が多くなる、分かるか?」

と片言の日本語で説明されたのですが…当時は分かったような、分からぬような…。

でも「分かりません!」と言える空気ではなく(汗)、「はい!」と答えたのを30年経った今でも覚えています。

なぜ?季節の変わり目に多くなる?

約30年前に自分でアレコレ調べました。(笑)

簡潔に言いますと「春先と秋口」は、寒暖差が激しいです。

寒暖差が激しいと、体には負担になります。

なぜなら外気温が朝晩で10℃も違う季節の変わり目でも、人の体温は一定ですよね。

これは体温を保つために、体の各機能が自動で働いてくれているおかげです。

例えば血の流れ。

寒いときは血管が収縮して血流を減らし、体の熱を逃さないようにします。

暑い時は逆に血管が拡張して血流を増やし、皮膚から熱を逃がします。

また血管だけでなく筋肉も働きます。

寒い時、無意識に「ぷるぷる」と震えますよね。

あれは筋肉が熱を作ろうとしての収縮運動です。

また暑い時は逆に弛緩して、熱の発生を抑えようします。

この他にも寒い時は、体は血液の配分量を調節します。

血液は大事なところへ優先的に送られます。

その大事なところとは「脳や内臓」。

手足や腰を動かす筋肉は、後回しです。

なぜなら「脳や内臓」は血液が足りなくなると、生命に関わります。

でも手足や腰を動かす筋肉は、少々少なくても大丈夫。命に別状はありません。

このような「血流の変化」や「筋肉の収縮や弛緩を繰り返す」のが寒暖差です。

つまり腰を動かす筋肉に、普段以上の負担がかかっています。

ですから普段なら「どうってことない動き」でも、時に「ギクッ」となるのです。

どんな事に気をつければいいのか?

理想を言えば、普段から「正しい姿勢」を意識して、長時間の座り仕事など腰に負担のかかることは避けてください…となるのですが…

でも、これってなかなか難しいですよね。

少し話を戻しますが、先程ギックリ腰になりやすい時期を書きました。

でも当たり前のことですが、季節の変わり目に皆がギックリ腰になるわけではありませんよね。

ギックリ腰は、普段から腰に負担(体が歪むなど)が溜まっていると起こしやすいです。

その負担が溜まった腰に、寒暖差などが引き金になり起こします。

ですから仕事や家事などで腰に負担をかけている方は、何か一つでも体に良いことをしてあげる事が「ギックリ腰の予防」に繋がります。

床にある物を拾う・持ち上げる時は、膝を曲げてください。

普段から腰に痛み・違和感のある方は、特に大事になります。

膝を曲げ、背筋を伸ばしたまま(腰を丸めない)で、足の力を使って持ち上げる。

こうすることで腰にかかる負担がかなり少なくなります。

入浴はシャワーで済まさずに湯船に浸かりましょう

体が温まり血流を促すことで、老廃物や疲労物質が流され新陳代謝が活発になります。

また湯船に浸かる事での水圧で、血流やリンパの流れをよくし筋肉を緩めます。

同様に寒い日に外で用事がある時は、腰にカイロを貼るなどして冷えないようにして下さい。

慢性的な睡眠不足には注意してください

睡眠は疲労回復には欠かせません。筋肉に疲労が溜まったまま動くと「ギックリ腰」だけでなく様々なケガの原因になります。

なるべく歩くようにしてください

腹筋や背筋、スクワットなどの筋トレを毎日続けるって、ハードルが高いと思います。

ですから1日10分でも歩いてください。

歩くことで血流が良くなります。血流が良くなることは体にはプラスに働きます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

少しでも参考になったのであれば嬉しいです。

実は私も一度だけギックリ腰になったことがあります。

鍼灸大学を卒業して「鍼灸整骨院」で働き始めた頃です。

休日の夜、イスから立った時に「ピキッ」ときて…もう立ったまま動けない。

まさに腰に電気が走りました(泣)。

そして「明日、仕事なのに…治せるのか?」と不安になりながら、自分で鍼をしたのを覚えています。

今、思うと環境の変化、睡眠不足、シャワーだけの入浴などが原因だったのかな~と思います。

ギックリ腰、ならずに越したことはありませんが、もしなってしまった時やなかなか痛みが引かない時などはご相談ください。

体の歪みを整えることでギックリ腰の痛みはひいていきます。

ギックリ腰の患者さんの声

Googleマップの口コミより

https://g.co/kgs/kLcGmng

※施術の効果には個人差があります。

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

(監修:鍼灸師・柔道整復師 桂 寛章)