ふくらはぎの痛みの解消法

「朝、ベッドから起き上がる時にふくらはぎがつる」
「階段を降りるたびにズキンと痛みが走る」
「マッサージしてもその場しのぎ…またすぐ痛みが戻る」
このような事でお悩みではありませんか?
ふくらはぎの痛みは「ただの筋肉疲労」と思われがちですが、実は身体全体のバランスの乱れが原因かもしれません。
今回のブログでは、ふくらはぎの痛みが起こる本当の理由と、根本解決した実際の症例をお伝えします。
ふくらはぎが痛む3大原因
使いすぎサイン
急な運動や普段と異なる行動
- 典型的な例:普段あまり歩かない人が旅行などで1万歩歩く
- 原因:筋肉に通常以上の負荷がかかり、微細な損傷が生じる
注意点
- 通常の筋肉痛は2~3日で自然に治まる
- 1週間以上痛みが続く場合は別の原因の可能性がある
このような場合、単なる筋肉痛を超えた問題が隠れている可能性があるため、注意が必要です。
血行不良の悪循環
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれており、下半身の血液を心臓に送り返す役割があります。
- 心臓:「ドクドク」とポンプの様に拍動して血液を送る
- ふくらはぎ:筋肉が動くことで血管を圧迫し、血液を心臓に送り返す。
長時間座っていたり、足をあまり動かさないでいると…
- 血流が悪くなる
- 足がむくむ
- だるさや痛みが出る
このように、ふくらはぎの動きが不足すると、様々な問題が生じる可能性があります。
意外な連鎖反応
ふくらはぎの痛みは、意外なところに原因があることがあります。
例えば…
膝の痛み:膝をかばって歩くことで、ふくらはぎの筋肉に疲労が蓄積し、痛みが出ることがあります。
反り腰:腰が反りすぎると、姿勢のバランスが崩れ、ふくらはぎに負担がかかりやすくなります。
このように、身体の歪みがふくらはぎに慢性的な負担をかけ、痛みの原因となることがあります。
よくある治療法とその効果
整形外科や整骨院でよく行われる方法を比較してみます。
治療法 |
効果 |
特徴 |
湿布・痛み止め |
★☆☆ |
一時的に痛みを抑える |
電気治療 |
★★☆ |
筋肉の緊張を一時的に緩和 |
マッサージ |
★★☆ |
血流改善効果あり(持続性に課題) |
ストレッチ |
★★☆ |
可動域改善(自己管理が必要) |
一般的な治療の方法を上げてみました。上記の方法は「ふくらはぎの痛み」をとる上で、もちろん効果はあります。
しかし「マッサージの後は楽になるのに、2日後には元に戻る…」「ストレッチを頑張っているのに、また痛みがぶり返す…」
こんな経験をお持ちなら、今のふくらはぎの痛みの原因は、「ふくらはぎ」にないかもしれません。
当院の施術例
50代女性の体験談:
整骨院で電気治療やマッサージを受けられていました。施術を受けた後は、少し楽になりますが、時間が経つとまた痛みが戻る…の繰り返しだったそうです。
Googleマップの口コミより(施術の効果には個人差があります)
当院に来院された際、身体のバランスをチェックすると「膝をかばう歩き方」をされているせいか、身体の重心が崩れてました。その結果…
- 痛くない方の足に体重が偏る
- 足裏の3点の重心点が崩れ、かかと重心になっている
- かかと重心の影響で「ふくらはぎの筋肉」が常に緊張状態
この様な身体の状態になっていた為、電気治療やマッサージで筋肉を緩めようとしても、痛みの原因である「身体の歪み」が修正されていないので、元の「痛みのある」状態に戻ってしまっていました。
そこで当院では、「痛みの原因」である「身体の歪みを整える」ことを考え施術しました。
当院の考え方
「ふくらはぎの痛みは身体からのSOSのサイン」
この方のふくらはぎの痛みは「全体のバランスが崩れた結果」と考えました。 例えば、右足をケガして痛みがあると、その痛みをかばう為に「左足に体重を多くかける」ようになります。 このような状態が短い期間であればいいのですが、左足に重心を乗せるのが長く続く(身体が歪む)と、痛みにつながることがあります。
これは、2人で分担していた仕事を1人で背負うようなものです。 身体の重心がずれることで、特定の部分に負担が集中し、その結果として痛みが現れるのです。
つまり、今回の「ふくらはぎの痛み」は、身体全体の歪みから出ていた痛みなので、ふくらはぎに電気やマッサージをしてもあまり効果がなかったと考えられます。
当院の施術:3ステップアプローチ
- 身体の歪み検査(どこに負担が集中しているか)
- 身体の歪みを整える特殊な整体(痛くない軽いタッチ)
- セルフケア指導(立つ姿勢の改善)
先にも述べましたが、上記の方の痛みの原因は「身体の歪み」にありました。
この「痛みの原因」がどこにあるか?ここを間違えてしまうと、せっかくの施術も効果が薄れてしまいます。
そこで当院では「どんな時に痛みが出るのか?」逆に「どんな時は痛みが出ないのか?」などを、問診でしっかりとお聞きします。
また、身体の歪みの検査では「歩く姿」や「立ち姿」「片足立ち」などを見せてもらい、「身体の重心」のズレがないか?などを見たり、各関節の動きの悪いところのチェックや力が入らなくなっている関節がないかも見ていきます。
これらの検査を行なった上で施術となります。尚、当院の施術は「ボキボキ」と音を鳴らすような整体とは違いますので、どなたでも安心して受けていただけると思います。
施術後は、「各関節の動きが改善したか?」などを再度検査し、必要であれば「個人に合わせたセルフケア」や「ご自宅での注意点」をお伝えしています。
このような手順を踏むことで、今の痛みをとるのはもちろんですが、痛みの再発予防にも力を入れています。
まとめ
ふくらはぎの痛みは、単なる筋肉疲労や運動不足だけでなく、身体全体のバランスの乱れが原因で起こることがあります。そこで、「痛みを感じる部分だけ」を施術するのではなく、身体全体のバランスを見直すことが根本的な改善につながります。
当院では、身体の歪みを整えることで、痛みの原因を根本から解消し、再発を防ぐ施術を行っています。もし、なかなか良くならない「ふくらはぎの痛み」でお悩みなら、お気軽にご相談ください。最後までお読みくださり有難うございました。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)