ぎっくり腰の原因と対策

「朝起きた瞬間、腰に激痛が走って動けなくなった

「荷物を持ち上げた途端、腰が崩れるような感覚に襲われた

「くしゃみをしただけなのに、腰がピキッと痛んで立てなくなった

こんな経験、ありませんか?

腰は「肉月に要」と書くように、身体の大事な部分です。その腰が急に動かせなくなったら大変ですよね。そしてこのぎっくり腰は、今の時期である春先や秋口など季節の変わり目に起こしやすいのです。

そこで今回のブログでは、ぎっくり腰の原因や対策、そして実際に当院での施術を受けた方の感想なども載せていますので、ぜひ最後までお読み下さい。

ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰の正式な名称は「急性腰痛」「腰椎捻挫症」。なんだか漢字ばかりで難しそうな名前ですよね。ちなみに欧米では急に痛みが出て動けなくなることから「魔女の一撃」と呼ばれています。なかなかセンスのあるネーミングだと思いませんか?

なぜ?些細なことでぎっくり腰に!?

さてこのぎっくり腰ですが、日常生活の何気ない動作の中で突然発生します。例えば、床にある荷物を持ち上げたとき、体をひねったとき、さらにはくしゃみでも起こることがあります。

ではなぜ?上記のような普段なら普通にしている動作でも「ぎっくり腰」を起こしてしまうのでしょうか?それにはある理由があります。

それは「身体に歪みがあり、腰に負担が蓄積している」からです。

身体に歪みがあると、身体のどこかに負担が溜まります。その負担がたまる場所が腰であれば、腰の筋肉がだんだんと疲労し、硬くなります。硬くなった筋肉は「急な動き」に対応しづらくなります。

そこへ「荷物を持ち上げる」「体をひねる」などの動作が「タイミング悪く」加わると「ギクッ」となるのです。

つまり、いつ腰痛が出てもおかしくない状態まで負担が溜まっていたから、何気ない動作で「ぎっくり腰」になってしまうのです。

季節の変わり目にぎっくり腰が多発!?

ブログの冒頭にも述べましたが、季節の変わり目にはぎっくり腰を起こしやすくなります。その理由を簡潔にまとめてみました。

  1. 気温変化による筋肉の硬直
    気温が急激に上下すると筋肉が硬直しやすくなります。硬直した筋肉は柔軟性を失い、小さな動作でも負担がかかります。
  2. 自律神経の乱れ
    季節の変わり目は環境ストレス(気温・気圧・湿度の変化)が増え、自律神経が乱れやすくなります。自律神経は血の流れをコントロールしています。血の流れが悪くなると腰の周りの筋肉も硬くなり、何気ない動作でも腰を痛める原因となります。

ぎっくり腰になってしまったら?

ぎっくり腰になってしまった場合、以下の点に注意してください。

  1. 無理に動かさない
    痛みを感じる動作を避けて安静にします。ただし完全に寝たきりになる必要はなく、可能な範囲で動くことは結構です。
  2. 痛み止めを服用する
    痛みが強い場合は、市販の痛み止めを服用されても構いません。痛み止めはクセになると服用をためらう方もいらしゃいますが、数日の服用であれば問題ありません。また湿布をする際は、ぎっくり腰直後は「冷たい」タイプの湿布がおすすめです。
  3. 医療機関を受診する                           痛み止めを飲むくらい症状がきつい場合や1年に何度もぎっくり腰を繰り返す方は、一度医療機関を受診されることをお勧めします。               

当院の施術例

症例1

ぎっくり腰の急性期に来られた患者さんです。

腰が痛くて、仕事に行けなくなったら大変ですよね。ご本人も大変ですが、職場の人にも迷惑をかけてしまいます。

この方のぎっくり腰も「身体の歪み」がありましたので、歪みを整えることで無事に回復されました。

https://g.co/kgs/GGPZbfp

Googleマップの口コミより 施術の効果には個人差があります)

症例2

ギックリ腰に限らず、腰痛の治療といえば、マッサージや湿布をイメージされる方も多いと思います。でもその方法では…正直あまり治りません。

身体に歪みがあると、痛み止めの薬を飲んでもあまり効果がなかったり、痛みがすぐにぶり返します。

https://g.co/kgs/eDWYE7z

Googleマップの口コミより 施術の効果には個人差があります)

当院の考え方

当院では「身体全体のバランス」を重視した施術を行っています。以下が当院独自のアプローチの仕方です。

身体全体を見る
ぎっくり腰だからといって「腰」だけを治療するわけではありません。身体全体のバランスを見て、ぎっくり腰を起こした「真の原因」を探し施術しています。

再発防止への取り組み
ぎっくり腰は「癖になる」と言われます。その理由は「腰の痛み」は取れても「身体の歪み」が残ったままだと、時間が経てばまた腰に負担が溜まり「再発」するからです。そこで当院では、単に痛みをとるだけでなく「身体の歪みを整える」ことで再発リスクを軽減します。

患者さん一人ひとりに合ったセルフケア
症状や生活習慣は人それぞれ異なります。個人の身体の歪みや姿勢に対して必要であればご自宅で出来るセルフケアをお伝えしています。

まとめ

ぎっくり腰は、起こしてしまうと日常生活の全てに影響が出ます。しかし、その発生リスクを減らしたり、再発を防ぐことは可能です。

当院では、一時的な痛み緩和だけでなく根本的な改善と再発予防を目指した施術をしています。最後までお読みくださり有難うございました。

                      (監修:鍼灸学士・柔道整復師 桂 寛章)