梅雨時の頭痛に対するツボ押し
梅雨時の頭痛に対する東洋医学的な観点からのセルフケア
こんにちは、大阪市旭区で新森桂整体院をしています、桂 寛章です。
先日、梅雨時の頭痛に対する予防法について書きました。
そこで今回は梅雨時の頭痛に対する東洋医学的なセルフケアについてお話しします。
もし、雨が降ると頭が痛くなる…などの症状でお困りでしたら、この度のブログがお役に立てると思います。
ぜひ、最後までお読み下さい。
☆梅雨の時期の頭痛を東洋医学的に考えると…
東洋医学では、梅雨の時期には湿度や気圧の変化が体内のエネルギーの流れに影響を及ぼすと考えられます。
梅雨の期間は湿気が多くなり、体内の水分代謝や血液循環が乱れやすくなります。
これにより、体内のエネルギーである気(気血)の流れが滞り、さまざまな症状が現れます。
梅雨の時期によく見られる症状としては、頭痛、不眠、倦怠感、関節痛、むくみ、体のだるさなどです。
これらの症状は、東洋医学の視点では体内の気の循環が滞り、湿邪(しつじゃ、湿気の邪気)が体に蓄積していると考えます。
☆東洋医学の観点から対処法
湿邪(しつじゃ)の除去
湿邪を体内から排出するために、食事や生活習慣の見直し、適切な運動、体を温める方法(温灸やお風呂など)が取り入れられます。
気の調整
気の循環を促進するために、鍼灸療法や指圧、マッサージなどの手法が用いられます。
特に頭部や首肩周辺のツボ、湿邪を流すツボを刺激することが効果的です。
食事の調整
湿邪の排出や気の調整に役立つ食材や食事法が取り入れられます。
例えば、生姜や山椒などの温性の食材を使った料理や、湿気を発散させる効果がある食材(例: キュウリ、ネギ、大根)を摂ることがオススメです。
☆梅雨の時期の頭痛に対するツボ押し
梅雨の頭痛の原因は湿気です。
もともと人の体は約60%は水分と言われています。
この水分(血液、リンパ液、体液など)が体内をくまなく巡っているのですが、湿気や気圧の影響を受けると、水分の巡りが悪くなります。
すると…川の流れに例えたら「水がサラサラ流れている川」と「流れが悪い川」、どちらの水がキレイ?ってことですね。
そこで、今回紹介するのは「体の水分の流れを促す」効果のあるツボです。
1:外関(がいかん)
位置:手の甲側。手首の真ん中から、ひじ側に向かって指3本分すすんだ所。
押さえ方:親指の腹で(爪を立てない)じわっ〜といた気持ちいい強さで押さえたり、クリクリ揉んだりする。
※外関(がいかん)は、体の老廃物を取り除くツボです。
体液の流れるところのゴミ(老廃物)を取り除けば、体液はサラサラと流れ出します。
2:頭維(ずい)
位置:おでこの端、髪の生え際から少し上(だいだい小指1本分上)にあります。
押さえたら何となく指がハマる所があるかと思います。
(※ツボの位置はあまり神経質にならなくても大丈夫です。最初は分からなくても段々と、「あ〜ココかも」と分かってくるものです)
押さえ方:中指の腹でやさしくじわっ〜と。(ここはグリグリはしないで下さい)
※湿気で弱った体を補うツボです。
☆まとめ
いかがだったでしょうか?
今回も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
ツボ押し…出来そうですか?
もし、正しい場所を押せているか…不安…と思われていても、大丈夫です。
少しくらい外れていても、効果はありますし、まして悪くなることはありません。
頭維(ずい)穴であれば、髪の生え際の辺りを優しく押さえてみて、何となく気持ちいい場所を見つけてみて下さい。そこが「今日のあなたの正解のツボ」です。
最初から「バシ!」とツボに指が行くことなんて目指さなくてもいいんです。
私のブログで選んでいるツボは、「ざっくり」で押さえても効果のあるツボばかりです。
あまり、気張らずに気楽な気持ちで押してみて下さい。
最後になりますが、ウチの院でも梅雨の時期特有の湿気による頭痛の治療をしていますので、もし何か困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。
(監修:鍼灸学士・柔道整復師:桂 寛章)