女性の足やせは健康によくない?!足の脂肪が心臓病予防の可能性

女性の足は太くていい――。
筑波大学人間総合科学研究科講師の大蔵倫博氏らがそんな健康調査結果を発表した。
昨年12月11日付の朝日新聞が掲載した記事によると、カロリー制限や有酸素運動などの減量プログラムに参加した女性128人の体重・血圧・足の体脂肪量の変化を調査。プログラム実施の14週間後には参加者の体重が平均8kg減、体脂肪は7kg減となり、胴体の脂肪が減った分だけ、心臓病のリスク指標となる血圧値中性脂肪値は改善した。
その一方で、ももやふくらはぎなど足全体の脂肪は、減少幅が少ない人ほど血圧値や中性脂肪値が改善するという逆の結果が出た。
動脈硬化などを防止するホルモンが足の脂肪から出ている可能性が考えられており、「足やせ」は健康によいとはいえないようだ。